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第940話
ゆっくりと竿を撫でり、ゆっくりとカリを弄り出す大きな手に手を重ねた。
汚いから駄目と気持ち良いともっとが混じりあう。
鈴口を爪先で掻かれ、それが些細な抵抗だと思い知らされても羞恥心の強い三条には大きな抵抗だ。
滲む先走りを馴染ませる様にゆっくりといやらしく動かされ鳥肌がたつ。
「は…、きも、ち…」
「ん、気持ちいな。」
頷くと目を細める長岡の顔が近付いてきて鼓膜を震わせた。
低くて落ち着く声。
授業中とは違う、三条だけが聴ける声。
優越感に三条は長岡の下半身へと手を伸ばす。
「まさむねさんも、」
「大サービスだな。
遥登の手、きもちい」
「ふ、ふたりで…きもちく、なるんです…」
語尾にいくにつれ小さくなる声に長岡の口角が上がった。
持ち前の学習能力で長岡のイイトコロを的確に狙う。
快楽に歪む顔を盗み見ながら三条は更に手の動きをより淫らなものへと変えていった。
白昼、2人で陰茎を扱き合う。
倒錯していて興奮する。
「はる、もう手ぇ離しな。
出ちまいそう。
出すなら、きもちい遥登の中が良い。」
「…俺も、」
欲しいと言いかけた言葉は長岡の口の中へと消えていった。
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