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第944話
長岡の腰使いが、セックスを楽しむ動きから三条をイかせる動きへと変わった。
前立腺から精嚢を抉り三条は快感に涙を滲ませる。
「きもちい…きもち…まさ、むね…は、んンっ」
汗ばむ長岡の肌と触れ合っているところが気持ち良くてたまらない。
霞んでいく意識が一瞬にして戻されたのは、陰茎を握り扱かれたから。
「まっ、にぎらっ…でるっでるから…ッ」
「出せよ。
窓の外にも聴こえる様にいやらしい声でさ。」
陰茎を擦られ、アナルを蹂躙され、背中が撓る。
足の指を丸めて刺激に絶えるが我慢汁を垂らすソコはもう爆発寸前。
三条のイイトコロが手に取るように解る長岡はカリ裏と亀頭をぐりぐりと擦り優しく撫でる。
どこもかしこも気持ち良過ぎる。
頭が長岡とイく事でいっぱい。
「イ"…ぐっ…」
ピュッと飛ばした白濁は腹を汚し、その量と濃さに長岡がサディスティックに笑った。
「濃いのが、沢山出たな。
お利口さん。」
「う…あ…、あ…」
精液を掬い舐めとる恋人がとても色っぽく男くさく後孔がきゅぅっと締まった。
息を整え様と開いた口を長岡の唇が塞ぐ。
そうだ、この人はキスが好きなんだ。
長い身体を折り曲げて顔を寄せてくれる恋人に応えようと、恐る恐る舌を舐めた。
角度を変え貪る様に深くして身体から力が抜けたところでまた律動がはじまる。
首に手をかけ必死にしがみつく。
「俺も、イかせて」
掠れた声に何度も頷く。
気持ち良くなって欲しい。
こんなガリガリの身体でもイってくれるのが嬉しい。
奥を突かれる度に、あ、あ、と声を漏らし長岡を煽る。
「はる、と…」
体内で脈打つ雄。
何度セックスをしても、この瞬間はしあわせだ。
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