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第977話
ティッシュで体液を拭っていると長岡はベッド横のチェストから何かを取り出し手の上にのせてきた。
「はるちゃん用のおしり拭き。」
「え…」
「嘘、赤ちゃん用。」
確かに手の上に置かれたそれは赤ちゃん用のおしり拭き。
優登が赤ちゃんの時頃ぶりに見た。
でも、なんでおしり拭きなんだと恋人を見上げると目を覗かれる。
「赤ちゃん用だから肌に優しいだろ。
ほら、腹拭け。」
長岡は言うが早いか、蓋となるシートを片手で器用に剥がしと中から1枚引き抜き汚れた腹を拭きはじめる。
臍を拭かれると擽ったくて身を縮めると、長岡はくすくすと笑いだした。
なにを笑ってるんだと顔を見ると優しく目を細める長岡に髪を耳にかけるよう後ろに撫で付けられる。
「敏感。」
「臍は…擽ったいです…」
「感じる、の間違いじゃなくて?」
「もう、おしまいです…っ。
自分で出来ます…。」
長岡の手からもう1枚それを引き抜くと股を拭う。
内腿の赤さに行為の激しさが思い出され、陰茎がぴくりと震えた。
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