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第1020話
駄目、と肩を押しても逆に手を取られ顔も陰茎も隠す事が出来なくなってしまった。
「ココから石鹸のにおいするとえろいよな。」
「そこっ、っはなさ、ぁ、ぁ」
そんなところに息が当たるのも耐えられないが、ぬるぬると蠢く舌に馴れることのない快感に背中を撓らせた。
気持ち悪いとも違うその感覚に頭を振る。
「ぁ…、はぁ……はっ、い"…っ」
「きっつ。
やっぱローションいるか。」
予告もなしに突き入れられた長い指。
唾液で濡れたがまだ充分とは言えず、きゅぅきゅぅと締め付けるのが自分でも解る。
あの指がはいってる
先生の指
何時も見てるのが
ぐるぐる考え出すと止まらない。
授業中何時も見てるあの指が体内、それもアナルに埋まっているなんて誰が考え付くか。
カタンと音がした方に顔を向けるとベッド脇のチェストからローションを取り出していた。
セックスでしか使わないそれにごくんと生唾を飲み込む。
「あぁ、新しく買った。
これでまた沢山出来るな。」
ローションボトルを掲げ、有り得ない程いやらしく笑う長岡に三条のスイッチも入る。
学校でイケメンだ爽やかだと女の子達から人気のある担任のこのサディスティックな笑みは自分以外知らない。
この身を満たすのは優越感だ。
アナルに垂らされる潤滑油の冷たさは一瞬にして消え去った。
ローションで潤滑する穴をぬちぬちと掻き回す。
「ぁ、うんっ、…ァ…ぁ…」
「はるちゃん。
これ、なーんだ。」
「あ、…く、びわ」
「首輪見たら目ぇとろーんってしたな。
んなに好き?
犬用だぞ。」
「好き、です…正宗さんがくれたから…」
ローションと一緒に取り出して合ったのであろう首輪に三条の思考が溶けていく。
愛してやまない飼い主のモノだと主張する首輪。
火照った身体にそれが冷たくてぴくっと肩を震わせた。
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