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第1021話
首輪を着けた長岡はご満悦な顔で三条を焦らしに焦らしていた。
「ほんと可愛い」
「…っ、ぁ…ぅー、」
陰茎を擦られたり玉を揉まれたり男の部分への刺激に、足の指を丸めたり伸ばしたりを繰り返す。
もう乳首はいじめてくれないのか。
アナルはいじめてくれないのか。
足りない、足りない、と身体全部で飼い主を求める。
「きもち……も、と…」
「もっと?」
「も……ぅ…」
自分を見下ろす雄の顔にぞくぞくとする。
この人に支配されたい。
所有されたい。
めちゃくちゃに犯されたい。
被虐の火がゆらゆらと三条の目の奥で揺れる。
「正宗さん…」
「んー?」
三条は上半身を起こすと服を脱ぎ捨て長岡の首に抱き着いた。
汗のにおいの混じった恋しいにおいを纏う様に薄い胸を擦り付け、腰を揺らし、目の前の喉に噛み付く。
「っん、」
「…めちゃくちゃに…してください」
「言ったな。
その言葉、覚えとけ。」
頷く間もなく再度ベッドに押し倒されると肩に思いっきり歯をたてられた。
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