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第1076話

一緒に居たいのは三条も同じ。 3年になって更に忙しそうな長岡だが、それでも土日や祝日に時間をつくっては自分と過ごしてくれていた。 勿論、嬉しい。 嬉しいが心配もある。 ちゃんと寝てるか、ちゃんと食事を摂っているか。 だからあまり困らせる様な事は言えなかった。 会いたい気持ちが同じだとわかっただけでも安堵する。 「プレゼント開けてみ。」 「はい。」 両の手のひらに収まるサイズのプレゼントは軽く、何が入っているか想像出来ない。 裏側のテープをそっと剥ぐと綺麗に包装紙を剥がしていく。 「ーっ!」 三条はプレゼントを見るとばっと顔を上げサンタを見た。 くっくっと笑いを堪えたサンタは机に肘をつきそこに顎をのせ此方を見ている。 「可愛いだろ。」 「はい。 可愛いですけど…」 箱の中には長岡の下着と同じシリーズの“さくらんぼ柄“”。 「これは…」 くっくっと笑いを堪えきれてない長岡に三条は眉を下げた。

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