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第1099話

「じゃあ、まずは自己紹介。」 「…AVじゃないですか。」 「なんで知ってんだよ。 未成年。」 咎めるつもりはない。 自分だって模範生ではなかった。 誰しもそういう事に覚えはあるだろう。 ソファに座る三条は居心地悪そうにそっぽを向いてしまった。 「じゃあ、イメージビデオみたいなのは? ソファに転がって服捲ったり、ちょっと際どいやつ。」 昨年の動画を見せていると、恥ずかしそうに振り向いたあの目ならすぐに落ちる筈だ。 スイッチを入れるまでが楽しくて仕方がない。 「膨れてるはるちゃんも可愛い。」 「…」 「三条遥登くんです。 俺の恋人です。」 画面を覗きながら服の裾から手を入れ、薄い腹を撫でながら露出させていく。 肉がなさ過ぎて腹筋に皮が張り付いている。 「ほっせぇけど感度は敏感です。」 肋を触り、乳首を触り、胸を押すとソファに押し倒した。 揺らぐ目に被虐の色が滲んでいる。

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