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第1103話
「俺のも準備してもらおうかな。
ほら、手塞がってるし。」
片手しか塞がってない、なんて不粋な事は言えなかった。
背凭れから背中を離すとパンツのボタンを外す。
1作業毎に長岡を見上げこれで良いかと目で問えば優しくそして色っぽく細められる目に、三条の陰茎がまた涎を垂らす。
まだふにゃふにゃの陰茎に手を伸ばし、擦ると次第に血液量を多くしていった。
やわらかくて、あったかい。
そろそろと舌を伸ばした。
「すげぇサービス。」
亀頭をぺろっと舐めると手の中の質量が増した。
撮られている。
それなのに、身体が動く。
三条は意を決し、陰毛に触れる程喉奥まで迎え入れて吸い付いた。
「大丈夫かよ。
そんな奥までしなくても大丈夫だから、無理すんな。」
「ん、ぷあっ。
俺が、したい…から…」
繋がる唾液までしっかりと記録されているのに、淫らな姿を見せはじめた三条。
長岡は、自分の下腹部に顔を埋めるその頭に触れた。
さらさらの髪をくしゃりと撫で、前髪を割り顔が見える様にしたりちょっかいを出す。
ぢゅっと淫靡な音がよりセックスの色を濃くしていった。
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