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第1149話
ついでに入浴を済ませた2人は並んで遅い昼飯を食べる。
隣で昼飯を頬張る長岡は、ヘアセットも落とし部屋着で恋人の顔をしていた。
それがすごく嬉しい。
「飯食ったら昼寝するか?」
「寝てばっかりですよ。」
「沢山イって疲れたろ。
休まなくて大丈夫かよ。」
確かに沢山イった身体は思った以上に体力を消費したが、折角長岡が帰ってきてきたのだから出来れば一緒にくっついていたい。
「大丈夫です。」
「マジか。
若けぇな。」
わしゃわしゃと髪を掻き乱す長岡の癖に、ぶんぶんと尻尾が揺れる。
一緒に居れるだけでふにゃふにゃになっていく。
さっきの男くさい顔も格好良いが優しく笑うこの顔も大好きだ。
足りなかったものがどんどんと満ちていき、三条の周りに花が咲き乱れる。
「じゃ、アイス食いながらダラダラすっか。」
「はいっ。」
長岡と食べるご飯は美味しくて、マーキングも嬉しくて、帰るまでずっと笑っていた。
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