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第1166話

三条は長岡に抱き起こされ、手は此処だと湯槽の縁を掴む。 長岡には負けるが長身の三条は腰を引いても、下半身は高いまま。 だが、その方が今の長岡には好都合。 三条の尻臀を割り開くとその中央ですっかり縦に割れたアナルに舌を這わせた。 「ひッ…正宗さんっ、だめ…、きたないから…」 「声でけぇって。 本当にバレんぞ。」 パシャッと揺れる湯が長岡の身体にぶつかって波をたてる。 仮に旅館側に行為がバレたとしても男女ならまだ良いだろう。 だが、自分達は同性同士だ。 しかも、兄弟という事になっている。 そんなの駄目だ。 それに、長岡は本名を書いた。 きっと他の事も嘘は書いていないはず。 三条は口を手で覆うとぐっと声を堪えた。 その姿がいじらしくもっと困らせたいと長岡が思うのも、もう考えられない。 「…ん、……っ…」 気持ち良くて腰が揺れる。 恥ずかしくてたまらないのに気持ち良いなんて、頭がどうにかなりそうだ。 陰茎は勃ち上がり触って欲しいと震える。 「流石に風呂の中では出来ねぇから、一旦湯槽から出るぞ。 ほら、跨げるか。」 「はい…。」 甘く痺れる足で湯槽から出ると、隅の洗い場に尻を着く。

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