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第1169話

「ぁ…、…んん……ン"」 「きもちいな。」 気持ち良い。 何処もかしこも気持ち良い。 前立腺を抉る陰茎だけじゃなくて、触れ合うところすべてが快感を拾う。 「ァ…あ…あ…声、で…ちゃ、……んぅッ」 「シャワー流してるから、少しなら大丈夫だ。 だから、息詰めんな。」 うんうんと頷くものの、気を緩めるとあられもない声が出そうでこわい。 そんな気持ちを知ってか冷たい手が頬に添えられ口を吸われた。 「ぷぁ…っ、ぁ…」 「そう、そうやって息すんだよ。」 これ以上自分を甘やかしてどうするつもりなんだろう。 冷たい手に自分のそれを重ねすりっと頬ずりをして甘えるともう1度唇が重なった。 唇を舐め、舌を舐め、キスをされているのにまるで身体中を愛撫されている様に気持ちが良い。 「動くから、しがみ付いてろ。 気持ちくしてやる。」 「あの…程々で、お願いします…、」 「さぁ?」 そう言って右口角を上げた恋人はゾクゾクする程格好良かった。

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