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第1188話
うとうとする恋人を抱き締めながらふとんに潜り込んだのは日付が変わって随分と経ってからだった。
合わせから覗く素肌。
若々しく瑞々しいその肌に独占欲の赤がよく映える。
部屋と変わらず抱き枕にした三条のあたたかさに安心する。
心地良い体温はくっ付いたヶ所からじわじわと身に伝わって、身体の奥の1番やわらかい部分までを包み込む。
細い腰を抱き寄せてもっとくっ付いた。
凄艶な恋人は無垢な顔をして夢の中。
額に唇を寄せると恋人が良い夢をみる様に願い、目を閉じた。
おやすみ、遥登
また、明日
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