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第1247話
備え付けのトイレットペーパーに手を伸ばし、ガラガラと手に巻き付ける。
上手く切れなかった数センチがだらりと垂れるが、それを気にする余裕はない。
さっと先をそれで包むと、ぶるりと快感を享受する。
今回はスーツを汚したらマズいどころの話ではない。
長岡は仕事中にスーツをどうこうする事は出来ないし、自分も電車に乗らなければ帰れない。
はっはっと荒く息を吐きながら長岡を見上げると、気持ち良さそうに息を吐いていた。
あ、正宗さんもきもちいんだ…
色っぽいその顔に先走りの量が増える。
「イきそ?」
「…、イきそ……です」
「なら、目ぇ見ながらイけ」
意地悪気に細められた目にずくんと身体の奥が疼いた。
そんな顔で言われたら拒否出来ない。
「逸らすなって、ほら」
酷い顔をしているのに。
目の前の綺麗な目を見詰めながらぶるっと身を震わせるとティッシュに吐き出した。
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