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第1248話

学校で、イってしまった。 じわ…っと湿るティッシュと、冷めていく頭。 反対にアツいままの長岡の陰茎を本人は扱き、自分が射精したのと同じティッシュに吐き出した。 声を潜めながらの触れ合いだったが、セックスだったら声を我慢出来たか微妙だ。 「三条」 苗字… 名前が、良かった… 「…んな顔すんな、遥登」 笑いを堪えた声と共に頬を噛まれた。 「はるちゃん」 「…はい」 後孔が、もどかしい。 欲しい。 そんな思いを悟られない様に必死に冷静を取り繕っていると、長岡は汚れたティッシュを便器に流した。 再度ガラガラと音をたてながらティッシュを取ると、白濁で汚れた陰茎や手を拭っていく。 「ほら、手ぇ拭け」 手の汚れを拭われていると、バタンッと車の開閉音がした。 2人の肩が跳ね、次に静寂が包む。 息を殺し外の気配に気をやるしかない。 バレたら……、 正宗さん…… 固まる三条をそのまま、長岡はそっと個室の施錠を解除した。 そして、そっと外廊下を覗く。 外を伺い、直ぐ様個室に戻ってくると再び施錠した。 「太田先生だった。 移動されるからその支度だろ。 焦ったな。」 隣の職員駐車場からの音だったらしい。 三条はゆっくりと頷き、ゆっくりと息をした。

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