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第1264話

陰茎を捕まれた三条はシーツ越しにも手のひらに爪が食い込む程きつく手を握った。 あ、と開けられた口が近付いていく。 そんなトコロを噛まれたら泣き叫ぶ程痛いだろう。 いや、痛いなんてもんじゃない。 ぶつけただけであの激痛だ。 だけど、されたいと思ってしまった。 長岡にならなにをされても良いと思ってしまった。 長岡のモノになると決めたあの日からその思いは膨らむ一方だ。 首輪も窓を開けてのセックスも、温泉でのプレイだって興奮した。 この身体は飼い主に従順に反応する。 きつく目を瞑りその時を待つ。 「あ、ひぅ…っ」 だが、やってきたのは痛みではなかった。 長岡は三条の亀頭を銜えると、竿を扱く。 「あ…、あ…っ」 突然やってきた快感に咄嗟に股で長岡の顔を挟んでしまう。 ジュプッジュプッと湿った音が寝室に響き木霊してしかの様に錯覚する。。 カリ裏にねっとりと舌が絡み与えられる快感に背中を撓らせ甘い声を漏らした。 「ぅ…、ぁ…」 しまいには玉を転がしはじめた長岡に媚を売るような声しか出せない。

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