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第1269話

「あッ、はげし…はげ、し……っ」 「激しいの、好きなくせに。」 長岡の玉が臀部を叩き、ローションを掻き混ぜられる音とモノに共に寝室をより淫靡な空間へと変えていく。 三条の細い身体は激しい揺さぶりに押し上げられていった。 奥歯を噛み締め腰を振る長岡の男くさい顔も、前立腺から精嚢を抉る陰茎も、全部に興奮する。 「い…ッ、ぃ…きた……ァ、ぁ…いき……」 「イきてぇ?」 「んぁっ…ぁ……」 わざと腰の動きを緩められ、三条の腰がカクカク揺れる。 足りない。 イきたい。 腰を掴む手に手を伸ばし、動いて欲しいとばかりに触れた。 すると、その手首を捕まれ思いきり引き寄せられた。 「うぐ…っ、は…ッ…はっ」 不意の刺激に酸素を一気に吐き出してしまう。 酸素が足りなくてクラクラしてきた。 「ひ…ィ…ッ、ぁ、あ"あ"っ」 腹が突き破られそうな錯覚までしてくる。 「イ…ッく…い"……イ、ぐ…っ」 射精せずにイってしまった。 頭がビリビリする。 頭が馬鹿になった。 「ほんと、うまくなったな」 「あぇ……、ぁ…、」 滲む視界にまだまだ余裕そうな顔がはいった。 そうだ、まだ射精されていない。

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