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6. 親友と恋人と弟(桃李SIDE)
むつと再会し友達になったが、別に櫻路との関係に変わりはない。
確かに今日昼休みと放課後櫻路との時間を削ったけれど。
クラスが違う為逢うには昼休みや放課後や部活の時間を活用しなければならない。
なのでこれから先、学校で櫻路と触れ合う時間は必然的に激減する。
これはやはり櫻路の言う通り、櫻路を蔑ろにしているに繋がるのかもしれない。
だけど櫻路とは毎日家で逢えるけれど、むつとはそうしなければ接点が少ないのだ。
なので学校での時間を減らす代わりに、家では今迄以上に奉仕をする事にした。
いつも通り挿入は拒否したが、初めてその日素股をした。
「ん、ゃ…ぁ、ぁあっ、っ、んぁ、はぅ」
ヤバい。
これメチャクチャ気持ち良い。
「ゃぁ、あ、ぁああっ、ひぅ」
打ち付けらる度本当に抱かれている様な感覚に陥る。
互いの物が擦れ合い、有り得ない位の快楽に呑まれる。
尚且つ腰を動かしながら時折3本の指で俺の中を抉る様に突き上げるのだから本当に器用過ぎて感心してしまう。
余りの快感に頭の中真っ白で、俺はずっとひっきりなしに甘ったるい声を出し続けていた。
この日を境にキスとフ〇ラに素股が毎日プラスされたのだが、櫻路が不機嫌にならないから、ちょっとコレ兄弟として大丈夫なのか?って不安だったが何も言わない事にした。
ついでに最近指でイかされる回数が増えた様な気もするんだが、う~ん。
まぁ、深く考えないでおこう。
思い出してはないが、懐かしさは感じるらしく俺とむつはあっという間に仲良くなった。
昼休み以外の短い休み時間も部活も放課後も殆ど一緒に居る。
側に居ないのは授業中位だ。
恋愛関係ではないが、まるで昔に戻ったみたいで楽しい。
毎日が充実していた。
むつと居る事でよく笑う様になったからか、雰囲気が柔らかくなって話し掛けやすくなったと教師やクラスの友人達から言われた。
むつのお陰で毎日が楽しくなった。
そんなある日
「好きなんだ」
何故か部活の先輩に告白された。
で、それをむつに相談したら、これまた何故かそのままむつと付き合う事になった。
ほんっと何故だ?
意味が分からない。
むつの事は好きだ。
あっという間に親友になったし、未だ未練タラタラだ。
なので断る理由等ない。
という流れでむつと恋人になったのだが、どうしよう。
「はぁ~な」
むつがメチャクチャ甘い。
常にピッタリくっ付いてるし、名前の後ろや語尾にハートマークが付いてそうな感じだ。
何でもしてくれるし、全力で甘やかしてくれる。
嬉しいけれど、恥ずかしい。
男子からは冷やかされるし、女子からはドン引きされる始末だ。
尚且つ独占欲が強いらしく、他の人と話してると邪魔してくる。
あれ?
もしかしてコレちょっとウザイ?
でも好きだし、一体どうしたら良いんだ。
マジ分からん。
因みにまだむつとはキスしていない。
毎日迫られるけれど、何処で櫻路が見てるか分からないからだ。
別に櫻路に操を立てる必要はないのだが。
恋人とはハグのみで弟とは毎日挿入一歩手間。
考えてみたらこれって普通逆じゃね?
付き合ってるんだから別に断る必要ないよな?
なので誘われるままキスしたのだが、あれ?んんん?
余り気持ち良くない。
もしかしてむつ、キス下手?
それとも櫻路が上手すぎるのか?
取り敢えず何回か比べてみたが、やはりむつとのキスは然程良くなかった。
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