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第7話
雅先生は僕だけだと思っていた。
なぜか先生に会いたくなって、保健室にきた。
扉を開こうとすると、鍵がかかっていた。でも電気はついている。
怪しい。
この保健室は角部屋だし、声が響かない造りのはずなのに、かすかに男の声がする。
先生と誰かか...?
動悸が激しくなり、すぐに扉に耳を当てた。
「...あっ...」
どう考えても話をしている言葉ではない、甘い声が耳の中で渦巻く。
「僕だけだ、って………………嘘つき…」
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