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エントリーNo.15 Precious Night
「まだ、起きてんの?」
振り向くとひとり寝の出来ない愛しい人が、眉間に皺を寄せた仏頂面で俺を睨みつけている。
「サンタにお礼を伝えてたんですよ。奇跡をありがとうって」
隣に入ると愛しい人の体温が俺を温める。
「奇跡じゃない。俺がここにいるのは必然」
「では、必然を確かめましょうか」
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<作家名>
咲櫻菜月
<主な作品>
「その声を憶えてる零」
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