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エントリーNo.16 カタコンベの聖夜
蝋燭の焔が揺らぐ。青年は地下埋葬所への階段を黒衣の男の後について降りる。男が壁の凹んだ箇所に燻銀の手燭をカタリと置く。蝋がジジっと焼ける音がする。美しい蛾が炎に飛びこんで死ぬように青年はついてきた。纏った厚手の黒いウールのマントの下は裸体だ。男の手が青年のマントの下にスッと入る。
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<作家名>
リリーブルー
<主な作品>
「イケメン教師陵辱調教」(アルファポリス)
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