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第6話
「………ハン、………にゃンで………」
動いて、イカせて、気持ちよくさせてと泣き叫ぶ少年は虎のデカ物を下の口でくわえ込んだままその下で身動ぎもしない虎を叩いていた。
「何でじゃないだろう?俺の愛撫も待てないでくわえ込んだのはお前だろう?俺が動かなくったって気持ちイイんじゃないの?」
ゆらゆらと腰は揺れているがソレでは物足りないと少年は虎に催促する。
「………うぎょいて、………うぎょいて、」
「ああ、もう叩くなよ。また鬱血して来てるじゃないか?」
叩いて来る手を掴んでチュッと優しく口付けをしたら、少年は大きく中を締め付けた。またイッたのかと笑う虎だが、少年はコレじゃないと首を振る。
仕方がないと少しだけ揺すると少年は大きく目を開き、喉を大きく反らした。なるほどと小刻みに揺らすだけで、少年は昇天したらしく倒れ込んできた。
「何?もう満足したの?」
コクコクと頷く少年はうつらうつらと目蓋を綴じようとする。駄々を捏ねていたのが十五分としても性交開始二十分でこう簡単に落ちるとは思わなかったようだ。
「コレって、俺、完全に不完全燃焼じゃん」
「仕方がないよ。実証するって聞かなかったの虎だし」
厨房の床に座して、視姦を強要させれていた狛は大きく息を吐き出していた。
「連華、俺には嘘付かないよ。ちゃんと先にそう言ったじゃん」
なんなの、この生殺し状態と虎以上に不完全燃焼な狛は虎を睨んでいた。
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