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[6]依頼完了?
「あ……あっ、……いっ……」
這いつくばった男の後孔から浅黒いペニスが出入りする動きに合わせて、甘い喘声があがる。
男の腕はもはや自身の体重を支える力はなくダラリと垂れ下がり、指先が浅く痙攣している。
根元を白い紐で戒められた股間の勃立は、はち切れそうなほど真っ赤に腫れ上がり、その先の割れ目から湧き出た粘液が、男の内股を濡らしている。
「ほら、ここだろ?」
「ひぃっーーー」
穿つ動きが男の弱点を探るものに変わると、喘ぎ声は絶叫へと変化した。
過ぎた快楽が、この上ない拷問になることを男は身をもって学んだに違いない。
「た、た……すけて」
「んじゃ、上のお口も気持ちよくしてあげるよ?」
頭髪を乱暴に鷲掴みにされた男が顔をあげる。
少しだけ勃ち上がりかけたペニスを目の前に突き出した。
顎を片手で固定して、開いた口に捻りこむ。
「ん……ぉ……ん……」
男がくぐもった声をあげるが、容赦なく喉奥を突き上げる。
その動きに合わせて、後孔も穿つ。
「あ? 気持ちいいでしょ? 喉奥にも性感帯があるんだよ? 酸欠で朦朧といているときにここを攻められると下手な薬使うよりトリップできるからね?」
男の顔は涙と鼻水、唾液でぐちゃぐちゃになっていた。
「もうちょっと頑張ろうか? 喉の奥をしめてみて? あ、うん。いいよ? 気持ち良くなってきた。もっと俺を気持ちよくしてくれたら、ご褒美に精液を飲ませてあげるからね?」
「ほら、後ろの孔もしめろよ。そうじゃないと、後ろには精液を飲ませてやらねーよ」
ペチリと尻タブを叩かれると、男は身を震わせた。
「あー、またいっちゃったね? お尻ペンペンで気持ちよくなっちゃった? でも、上のお口も忘れないでね?」
「おい、そろそろ終わりにするぞ」
「了解」
二人は穿つスピードを早めると、男の体内に精液を放った。
「アッーーーー」
男は壮絶な絶叫とともに完全に意識を失った。
二人はそれぞれペニスをズボンにしまった。二人とも服は脱がずにペニスだけを出して犯していたので身支度はすぐに整う。
その隙に、俺は依頼人に完了の連絡を送った。
「よし、さっさと引き上げるぞ」
「了解! お疲れ様」
その場を立ち去ろうとする二人に確認する。
「ターゲットはこのままでいいんだよね?」
「うん。依頼人が後始末をすることになってるから」
「わかった」
小走りに車に乗り込む。
フロントガラス越しに、依頼人が建物に入るのを確認する。
今回の依頼は、ターゲットを快楽堕ちさせるというものだ。
3日間、タローとユウジの二人でターゲットを攻め立てた。
その間の食事や諸々のお世話は、俺が担当。
様々な、ありとあらゆるプロのテクニックを使って快楽を与えられたターゲット。
いやー、もうね、凄かった。
それはそれは濃厚で壮絶なセックス。
こんな経験をして、この人はこの先どうなっちゃうんだろうと若干の心配はあるものの、きっと、依頼人の愛でフォロー出来るんだろうと自分を納得させる。
なんて一抹の不安を残しながら完了した依頼……だったのだけど、意外な、いや、やっぱりというか、予想通りというか……兎に角、更なる展開が俺達を待ち受けていたのだった。
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