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第195話

そしてベッドにアキラを誘導する。 「足さするから…」 「ありがと、じゃお願い」 アキラはみずきに微笑みかけて、うつ伏せにベッドに横になる。 みずきもそっとベッドに乗り、アキラの足へマッサージを始める。 「痛くないか?」 「ん…大丈夫、きもちいい」 「そうか…良かった」 ふとももから、ふくらはぎを優しくさすって、ほぐしていくみずき… 吐息をつくアキラの身体に触れて、やはり、勝手に気持ちを帯びてしまう自分のそれを無視してアキラのマッサージに集中する。 10分ほど足をほぐしていると、アキラは気持ちよくてすやすや寝息をたてはじめた… 「アキラ…おやすみ」 そっとアキラに布団をかけて、可愛い寝顔を見つめ、優しく囁くみずき。 そしてベッドから降りて、寝室から離れる。 アキラから離れ、違うことを考えていたら、その衝動も自然と治まるから… 入浴して、後片付けや電気の始末をしてようやく布団に入るみずき。 先に寝ていたアキラは、寝返りをして向こうにむいてしまっているが… 起こさないよう、そっと抱き寄せる。 明日は朝仕事が休みだからゆっくりできる… そう思いながら眠るアキラを見つめ… 「おやすみ」 もう一度囁いて… 愛しいひとの隣で休める幸せをかみしめながら… みずきも眠りにつくのだった…。 《サンタさん?》終

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