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第204話
「アキラ…横に」
熱く息をつき囁いて…
繋がりを持続したまま…アキラを抱きかかえて…
そっとソファへ横にする。
「んッ…ハァ」
アキラの片足を持ち上げて固定し…
覆い被さるように瞳を重ね…
アキラの唇へキスを落とす…
同時に腰を揺らし、熱棒をアキラの奥へと詰めていく…
「ぁ、アッ、んッ…」
身体を揺らすたびに、びくびくと反応を返すアキラをさらに喜ばせるため…
丁寧に身体を愛撫し…
アキラの中心を今度は手で包み込み…扱きながら快感を煽る…
アキラを愛しく見つめ…
内側の摩擦の速度を上げていく…
息を詰め、激しく貫いていくみずき…
「ッ、ア、ハァ…アッ、や…んッも…ッ」
さらに奥まで突かれ…欲しいトコロを的確に攻められ頬が紅潮し堪らず悶えてしまう。
「…っ」
みずきも中心をビクビクと躍動するように締めつけられ、快感の波に止められない疼きが暴走しそうになるが、なんとか堪えながら…
「あッ…ダメッ、ィきそ、ッん」
アキラが一番感じるタイミングで、さらに強く突き上げながら…
前から滴る雫をすくい、それに擦りつけ、激しく扱く。
「ァッ!ンンッ」
その刺激で、遂に達して…びくんと身体を震わせて、ビュッビュッと、みずきの手の内に白液を散らす。
その瞬間ナカがよりいっそう締め付けられ…
そのなんともいえない快感に…みずきも三度ほど突き上げた後…
「ッ…ん、ハァ…」
ビクビクと震え、アキラの胎内で思いの丈を出し尽くす…
「ん…みずき、ハァ」
みずきも達したのをリアルに受けとり…
走る呼吸を整えながら名前を呼ぶ…
「…アキラ」
まだ震えるアキラの胎内で射精後の余韻を味わった後…
そっとナカから抜き去り、体勢を戻しながら…
アキラと瞳を重ねる。
「んっ…ハァ」
繋がり続けていたものが抜け…
身震いして息をつくアキラ…
「……、」
そんな様子も可愛くて…
声に出さないように『可愛い』と心で囁き、頬に触れ一度キスを落とす。
「ふ…気持ちよかった?」
そしてアキラは、はにかむように笑うと…そう聞いてくる。
「もちろん…最高だよアキラ…」
みずきも自然と微笑み…
アキラの淡い栗色の髪をなでる。
「よかった…」
「アキラも大丈夫だったか?」
「大丈夫!見てればわかるダロ」
裸のまま、みずきの腕の中に寄り添いながらウィンクするアキラ。
「あぁ…」
その可愛い姿にまた胸がドキドキのみずき…
なんとか平静を保ちながら頷く。
「つか、お前声出さなすぎ!」
「えっ…」
「感じてんならもっと声出せよな、オレばっかり楽しんでるみたいじゃん」
「いや…それは、」
苦笑いなみずき。
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