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第113話
そこが解けてきたのを見計らい、ゆっくり中指を挿入して…
あまり深くは入れず…内側から前立腺のみ巧みに刺激していく…
「ふ…ぁっハァ…んッ」
ナカとソト…同時に刺激され…身体全体が熱く、軽く痺れが走るような感覚のカイカンに意識が支配されるアキラ。
自然と甘い声が零れてしまう…
ソコを繰り返し刺激され手のひらをぎゅっと握り、ビクビクっと震えながら…
「ァん…ンッ、みずき…、ぁっ…も、イキそ…アァッ!」
そして、アキラは感じたままみずきの手の中へ再び解き放つ…
「アキラ…」
みずきはアキラの白液をすくいとり…そのまま後ろへ指を滑らせ…液でくぼみを潤すようにナゾる。
「…ん、ッハ、ハァ…っ」
達したばかりで、まだ…息づかいが早いアキラ。
「…大丈夫?」
「…ん、ハァ、ウン…ッ」
優しく聞いてくるみずきに…アキラは微笑み返し頷く…
「アキラ…」
後ろへ…やさしく触れていた指を再び、ゆっくりと体内へ人差し指から挿れていく…
「…ぁ、ん、ン…ハァ」
ぴく、と身体を震わせ短く吐息する。
その唇へ口づけながら、徐々に奥へ…
そして本数を増やし…きゅっと締め付けてくるアキラの狭いそこを指で広げていく…
「アキラ…このままで、辛くない?」
耳もとで聞くみずき。
このままの体位で…という意味での問い
アキラは…進入している指の感覚を感じながら柔らかく頷き呟く…
「…ん、ハァ、ぁ…イイヨ…」
それを確認して…みずきは片腕でアキラの腰を少し持ち上げるように支え、そして指でならしたアキラのそこへ…みずきの思いが詰まったものを触れさせる。
「はァ…んッ…ハァ」
アキラは誘うように瞳を見つめながら…みずきのそれを受けいれようと、力を抜く…
入っている指を抜くのと入れかわりに…みずきのそれを先からゆっくり挿入していく…
「んッ…ぁ、イ…ッんン、ハァ」
ユビとは比べものにならないそれは…内側を押し広げ、挿いりぎわに少しの痛みを伝えてくる…
アキラは瞳を閉じて少し眉間にシワをよせ息を詰め…軽い痛みを過ごす。
「ん…好きだよ、アキラ…」
そこを、包み込むように締めつけられる熱を感じ吐息をつきながら…
優しく囁く…
「ぁ…ンッ、ハ…っ」
久しぶりに…そのみずきの熱を感じる…
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