113 / 213

第113話

そこが解けてきたのを見計らい、ゆっくり中指を挿入して… あまり深くは入れず…内側から前立腺のみ巧みに刺激していく… 「ふ…ぁっハァ…んッ」 ナカとソト…同時に刺激され…身体全体が熱く、軽く痺れが走るような感覚のカイカンに意識が支配されるアキラ。 自然と甘い声が零れてしまう… ソコを繰り返し刺激され手のひらをぎゅっと握り、ビクビクっと震えながら… 「ァん…ンッ、みずき…、ぁっ…も、イキそ…アァッ!」 そして、アキラは感じたままみずきの手の中へ再び解き放つ… 「アキラ…」 みずきはアキラの白液をすくいとり…そのまま後ろへ指を滑らせ…液でくぼみを潤すようにナゾる。 「…ん、ッハ、ハァ…っ」 達したばかりで、まだ…息づかいが早いアキラ。 「…大丈夫?」 「…ん、ハァ、ウン…ッ」 優しく聞いてくるみずきに…アキラは微笑み返し頷く… 「アキラ…」 後ろへ…やさしく触れていた指を再び、ゆっくりと体内へ人差し指から挿れていく… 「…ぁ、ん、ン…ハァ」 ぴく、と身体を震わせ短く吐息する。 その唇へ口づけながら、徐々に奥へ… そして本数を増やし…きゅっと締め付けてくるアキラの狭いそこを指で広げていく… 「アキラ…このままで、辛くない?」 耳もとで聞くみずき。 このままの体位で…という意味での問い アキラは…進入している指の感覚を感じながら柔らかく頷き呟く… 「…ん、ハァ、ぁ…イイヨ…」 それを確認して…みずきは片腕でアキラの腰を少し持ち上げるように支え、そして指でならしたアキラのそこへ…みずきの思いが詰まったものを触れさせる。 「はァ…んッ…ハァ」 アキラは誘うように瞳を見つめながら…みずきのそれを受けいれようと、力を抜く… 入っている指を抜くのと入れかわりに…みずきのそれを先からゆっくり挿入していく… 「んッ…ぁ、イ…ッんン、ハァ」 ユビとは比べものにならないそれは…内側を押し広げ、挿いりぎわに少しの痛みを伝えてくる… アキラは瞳を閉じて少し眉間にシワをよせ息を詰め…軽い痛みを過ごす。 「ん…好きだよ、アキラ…」 そこを、包み込むように締めつけられる熱を感じ吐息をつきながら… 優しく囁く… 「ぁ…ンッ、ハ…っ」 久しぶりに…そのみずきの熱を感じる…

ともだちにシェアしよう!