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第37話
ルシェルのソレがルイスの中を貫く
そしてルイスの息も整わぬ内に律動を開始する
「あっ……あっ……あっ……ん…」
上下に揺らされどんどん早さが増していく
奥へ奥へと突き上げられルイスの前立腺が刺激され
2度目の絶頂を迎えた
「あっ……あぁ……」
「はっ……」
情事を終え疲れてしまったのかルイスは気を失ってしまった
「………アンディ」
ルシェルがアンディを呼ぶとすぐさまこの応接間に現れた
この情事の後をみても表情一つ変えず彼の指示を待っている
こう言うことは毎度の事だ
故にアンディも慣れたものだった
「後のことはお前に任せる」
「かしこまりました」
いつものように後処理を行おうとルイスの元へやって来た
ルシェルもこの部屋から立ち去ろうとドアの外へ向かっていたがそれを止めピタリと止まった
「ああ、そうだアンディ
父上はどうなの?」
「ええ、お変わり無いようです」
「そう………でもそろそろかな」
「はい」
ルシェルは実父の同行を警戒していた
しかし現在はある事情で眠りについている
それもいつ目覚めるのかも分からない
だからルシェルは常に父親の動向を気にしてきた
ある野望をもってが為に
「本当によろしいのですか?」
「勿論、その為にこの10年やって来たんだ
お前も共犯なんだ、俺の傍らで見ていろ」
そう言うとルシェルは左手をアンディに差し出した
「はい、ルシェル様
貴方の仰せのままに……」
アンディは跪くとルシェルの左手を取りそこに忠誠を誓うキスをした
彼は一体何を考え何を考えたしようとしているのか
それを知るのはまた少し先の事だ
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