｢旦那様、お見えになりましたが如何なさいましょうか？｣ ｢取りあえず応接間に通しておけ｣ ｢御意｣ 浬をルシェルの屋敷に連れてきてから どうしようかとルシェルは悩んでいた 浬の事を説明しようにもきっと納得しないだろう それどころか見つけ次第殺してしまう可能性だってある まぁルシェルを怒らせてまで殺すとは思わないが 万が一と言うこともある ルシェルは浬の所に行き絶対に部屋から出るなと釘を刺しておく そして応接間へと足を運んだ しかし面倒だとその足取りは重い だが一歩一歩応接間へ足は進んでいきドアの前にやって来た 一呼吸置きドアを開ける ｢兄様!!｣ ドアを開けると同時にルイスがルシェルに飛び込んできた ルシェルは嫌な顔は一切見せず久しぶりだねとルイスを抱き締める ルイスはまだ一度もルシェルの屋敷に来ていなかったが今日久しぶりにやって来たのだ それにルイスは満面の笑みではいと答える そしてルシェルの顔を見つめキスを強請る ルシェルは仕方ないなと言うとルイスに口づけた ルイスは久々の再会と言うことで早くヤりたいと急かすようにキスを貪る それに応えてルシェルはその場にルイスを押し倒した ｢はっ……｣ ルシェルは早急にルイスの服を脱がせるとルイスの鼓動は一段と高鳴る しかしそんなルイスとは裏腹にルシェルの手はピタリと止まる ｢兄……様……？｣ ｢ねぇルイス 俺実はお前に頼みがあるんだ｣ ｢何ですか？あっ………｣ 止まっていたルシェルの手はルイスの胸の飾りを摘み上げる 高い声を上げるルイスにルシェルは冷静に語りかける ｢あのね、実は今浬と言う子がいるんだ｣ ｢ん……だ…れ……あっ……｣ ｢彼は――――｣ ｢―――っ!!｣ ルイスの耳元で囁くように言うルシェル その内容にルイスは目を丸くする 対するルシェルはルイスとは逆に笑みを浮かべる ｢ねぇ、浬を俺と守ってくれるよね？ お前しか頼めるやつがいないんだ｣ ｢あっ……｣ そして今度はルイスの孔に指を挿入し前立腺を刺激する そのルシェルの症状は至極冷静なものだ ｢ねぇ、お願いルイス｣ ｢ああっ……ん………はい……兄…様……｣