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第91話

ベッドに眠ったままのルシェル ヴァイドに大怪我を負わされ辛うじて助かったが 一向に目覚める気配がない いくら吸血鬼とは言えダメージは相当なもので 藜が血を与えなければ恐らく死んでいただろう ベッドに眠るルシェルの傍らに座る藜 その表情ははいつもと変わらずポーカーフェイスだ 目覚めないルシェルに何を考え何を思うのか それは誰にも分からない 「全く、とんだ誤算だ まさかお前がこうなるなんて聞いてない」 眠るルシェルにそう語りかける藜 勿論彼からの返事などない それでも彼に話しかける 「さて、そろそろ行くよ お前の望みは必ず叶えるから」 藜はそう言うと立ち上がり部屋を出る するとそこにはアンディが待っていた そして藜に一礼する 「計画はこのまま進められよ藜……」 「分かっている 君は彼の傍にいるのかい?」 「勿論、私の心は旦那様と共にある」 そう会話をしたのち藜はこの屋敷をあとにした そして今度向かった場所はとあるホテルへ向かった そこの一室に藜は入った 「やぁ待ってたよ」 そこのいたのは男性だ 藜はその男性の元へ行くとその男性とキスをする 「ん……はぁ……」 キスもそこそこに唇を離すと藜は椅子に座り男性はベッドに腰掛け本題に入った 「それで?僕の欲しい情報は手に入ったのか?」 「勿論だよ でなきゃ君をわざわざ呼び出したりしないよ」 「そう、それで浬は何処にいる?」 「うん、彼はね……」 藜は実はこの男性と繋がっており密かに吸血鬼の情報を得ていた 男性が一体その情報をどうやって調べたのかは分からない だが彼は吸血鬼だ だから同じ吸血鬼の情報を知ることは不可能ではない しかし何故同じ吸血鬼を藜に売るのかは 彼にしか分からないことだ 「ではそこに行けば浬がいると言うことでいいか?」 「うん、そうだね けど何か不自然だ だから気を付けた方がいい」 「そう、分かった」 「もういいだろう? これからは二人の時間だ 楽しもう」 男性はそう言い藜は椅子から立ち上がり 男性の元へ来てキスをしそのベッドに倒れ込んだ

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