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第104話

「はぁ……はぁ……」 八尋は手についた浬の精を彼の孔に塗った すると浬はビクッと体を震わせた 八尋は痛くないようにするから大丈夫だと諭すも違うと浬は首を横に振った 浬は怖かった ヴァイドと無理矢理ではあるが行為はしてしまったのだ だからそれを知ったら八尋は軽蔑するのではと思った 汚れきったこの身体を八尋は抱いてくれるのだろうかと怖くてしかたがなかった けれどそれを言わないで隠しているのは嫌だ 「あの、八尋……俺実は………」 ヴァイドに犯されたことを話した それにやはり行為には少し抵抗があると 八尋にそう話したら黙りこんでしまった やはり軽蔑されたのだと浬は思った 当然だろうと、仕方ないと諦めるしかなかった それでも八尋が好きなのは変わらない だから悔しくて涙が出てくる 「悪い……浬 もっと早く迎えに行くべきだったな」 「え?」 「だって辛い思いしたんだろ ごめん………」 八尋は浬を責めなかった それが意外で浬は驚いていた 絶対不快感を露にすると思っていたから それなのに八尋はむしろ謝ってきたのだ 「でも俺汚いよ このまま繋がったら八尋も汚くしてしまう」 「はぁ?馬鹿かお前は 俺はそんなこと思ってない お前は綺麗だよ」 「…………っ!!」 綺麗だと言う八尋 浬はその言葉にまた涙を流した そして八尋はお前の中に入りたいと囁く それに浬はうんと頷いた 八尋は浬の孔に指を入れ解していく 初めてでは無いからすぐに解れ指を4本受け入れた 十分に解れたと確認し八尋はついに浬の中へソレを入れていく 「あっ、ぁあああ…あっ」 そして奥まで入ったところで律動を開始した 「あっ、あっ……んあっ……」 初めて繋がった二人 八尋は夢中で腰を振る それに応えるように浬の奥を刺激する 「イく……イッちゃ……八尋、八尋!!」 そして浬は絶頂に達し八尋も浬の中で白濁を流す 「はぁ……ぁっ」 お互い見つめあいキスを交わす

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