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第4話-2

 相変わらず、夕食を食べた後は、缶ビールを飲んでテレビを見ていた。ハルも横でおとなしい。と、思ったら、無理やりササキの持っていた缶を奪い取って勢いよく飲んでしまった。 「おい」 「いいじゃんちょっとぐらい」 「暇なのか」 「そ、その手には乗らないからね」 「いや別に。合意がなくても連れて行けばいいだけだから」 「ちょ……」  ハルを抱きかかえると、ベッドに放り投げた。 「もういい加減痛くないだろ」 「そんなことない……よ?」  馬鹿なやつだ。正直すぎる。  馬乗りになって口づける。耳に触れる。頭をなでる。 「どうしたの?」  いつもと違う愛撫に戸惑っているのか、ハルは軽く身をよじった。 「今日は気持ちよくしてやるよ」 「何言ってんだよ。痛い以外に何があるんだよ」  むうとふくれて、しかし特に嫌がることもなく、横を向いた。  順に服を脱がせていく。 恋人みたいだ。でも気のせいだ。こいつはこの行為を家賃の代わりだと思っている。それならそれでいい。  ササキは軽く息を吐くと、頭を振って嫌な考えを追い出した。  ローションをたっぷりつけて、少しずつ指を入れていく。やはり痛いらしく、少し顔を歪める。じわじわと、最初の時より時間をかけて慣らしていく。 「うう……」  軽く身をよじって、頭をあげた。 「ねえ。なんか今日優しくない?」 「気のせいだ」  ぐっと指を奥に突っ込むと、ぎゃ、とハルは体を逃がそうとした。 「じっとして」  腰を押さえると、中を探りながら彼の反応を見る。と、ビクッと体が飛び跳ねた。ここか。しつこいぐらいそこをさすると、ハルはいやいやと首を振る。 「ねえ、なんかそこ変だからやめて」 「気持ちいいのか?」 「ちが……なんか変……」  ぐっと力を入れると、大きく仰け反った。快感を得たことが怖くなったのか、青ざめている。 「ちょっと!やめてって!」  涙目になってササキの髪を掴む。無理やり引きはがそうとしているが、弱弱しい。 「うう……なにこれ。ねえ、なにこれ……」 「前立腺だ」  聞いた事があるのか、ちょっと頭をもたげて、下の方を見た。  しつこくそこを刺激すると、だんだん息が荒くなってきて、髪を掴んだハルの手が、ササキの顔を自分の股間に押し付けようとする。 「う……わ……やめて……」 「わかった」

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