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第163話 ユキside

そろそろお昼ご飯の時間!僕は命に言われた通りにカチコチの冷凍食品を出して外の袋を開けて中の袋は開けないでそのままお皿に乗せた。それを電子レンジの中にいれる。 今日はミートソーススパゲッティ。食べたことがないからどんなのかなって楽しみなんだぁ。 「…5と…30…」 ちゃんと書いてある数字と同じにしてスタートボタンを押したら中にオレンジの光がついてすごい!!電子レンジ、初めて一人でできた! 「ニャー」 「あっ…シロくん、ミルクほしい…?」 「ニャー」 「待ってね!」 シロくんのお皿に猫さんのミルクをいれる、それをシロくんの前に出してあげるとペロペロしだして、可愛いなぁ。 シロくんを見てると音楽が聞こえてきた、電子レンジ終わったのかな…! キッチンに急いでいく、電子レンジのオレンジの光は消えてた。もうできたみたい! お皿を触るとちょっとだけ熱い!命がいってた!袋からスパゲッティを出すときが一番熱いから気を付けろって!中から熱いモワモワが出てくるんだって! それに気を付けて袋を開けてお皿の上にスパゲッティを出した。 「…できた!」 急いでテーブルにスパゲッティとフォークとお茶とコップを出して椅子に座る。 「いただきます…!」 クルクルソースが混ざるようにしてからフォークに巻き付ける、それをフーフーしてからお口にいれるとすっごく美味しくて頬っぺたが落ちそう……! 「おいしぃ…」 ミートソーススパゲッティ、ミートソーススパゲッティ……お名前をちゃんと覚えて今度命に作ってもらおう…!命の作るご飯はもっともっと美味しいもん! ちゃんと電子レンジも使えるようになったよって命に言うんだぁ! 命、誉めてくれるかなぁ…

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