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第71話 R15

「ユキ、自慰って知ってるか?」 「じー、僕…知らないっ」 「お前のこれを気持ちよくするの」 「気持ちぃく…?でも、ムズムズ…」 まあ、知らねえよなぁ、前も風呂で勃ったとき泣きそうになってたし。 「自分で触って気持ちよくなったらムズムズも治まる」 「わか、なぃぃ…」 仕方ない。ソファーに座り、ユキを足の間に向こうを向くように座らせる。ユキの着ていた服を下だけ脱がせ、チョンっと勃っているそれを俺が触るとユキはビクッと大きく体を震わせた。 「痛いことはしない、怖くもない、どうしても嫌なら言え」 「う、うん…」 そのまま小さなユキの性器を手で包み上下に擦ったり先端をグリグリとしてみる。 「…ん…んぅ…ぅぅ…」 声を漏らしながらビクビクと震えるユキは、俺の手首を力の入らない手で掴んで、そのまま先走りのような透明な液を弾けさせ、体から力を抜いて俺にクタァと凭れ掛かる。一応、イッたらしい。 「気持ちぃ…」 「ん、もうムズムズ無くなった?」 「なくなったぁ」 手に着いた液体とユキのについた液体をティッシュで拭き取ってゴミ箱に捨て、ユキに服を着せる。 「ムズムズになったら、これからは自分でこうすること」 「…はい」 「トイレとか、人がいないところで、こっそりな」 「…うん」 体に力がまだ上手く入らないようでクタリとしてるユキを撫でてから俺は飯を作る準備に入った。 晩飯は朝作り、残っていたエビフライと、ハンバーグとサラダを乗せたプレートに白ご飯に味噌汁を机に並べてユキを席につかせる。 「ハンバーグ!!」 「おう、ほら食べたいなら、手を合わせて…?」 「いただきます!」 両手を合わせてから箸を手にとって急いで口にかきこもうとしたユキを注意して、俺もハンバーグを一口食べる。自分で言うけど俺って料理が上手い。 「おいしい…ハンバーグ…」 「ハンバーグも初めてか?」 「うん!」 おいしいおいしいと何度も言って食べるユキ、そんなに誉められたら飯を作るのも楽しくなる。 「ごちそうさまでした!」 ケフッと息を吐いたユキは皿を重ねてそれをキッチンまで運ぶ。その動きは慎重でゆっくりだけど、運び終わった時のユキの顔は達成感で満ち溢れていた。

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