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第121話 ユキside

バタンってドアが閉まって、僕はすぐに鍵をかけた。それからリビングにバタバタ走ってシロくんの座ってるソファーに座った。 「シロくん、僕とお留守番だよ!」 「ニャー」 「いい子いい子してなきゃダメなんだよ!」 シロくんをたくさん撫でたいのにすぐにピョーンってソファーから降りてっちゃう。 「テレビ…」 命がお仕事に行く前にDVDの見方を教えてくれたから、言われた通りにやってみる。 「わ!飲んじゃった!」 DVDを言われたところに置くと機械が動いて飲み込んじゃった。これでいいのかなぁ テレビを見ると黒いまま。あ!テレビを点けるのを忘れてた!急いでテレビをつけると猫さんとネズミさんが動いてる!あ、始まっちゃってた…。 まあいいや!とそのままソファーに座って猫さんとネズミさんの追っかけっこを笑いながら見てた。 *** 「終わっちゃった…」 「ミャー」 いつの間にかシロくんが僕の隣にごろんって寝転がってる。可愛いなぁお腹を撫で撫でするとくるんって体を回転させた。 「ふふっ」 「ミャー」 シロくんがいるからお留守番も寂しくないね。

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