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第125話 ユキside

テレビももう飽きちゃった。だからシロくんとおもちゃで遊ぼうっておもちゃ入れって命がおいてくれた箱からおもちゃを出してシロくんに見せた。 「ニャー」 「シロくん、遊ぼう」 長い棒の先がフワフワしたおもちゃをシロくんの前でブンブンと横に振る。それを目で追いかけるシロくんはさっきよりちょっとだけ怖い顔をしてる。 「…シロくん、怖いお顔…」 シロくんは返事してくれなくて僕はちょっぴり寂しくなっちゃった。 もう少しでお昼の時間、お腹もグーってなっててペコペコだぁ。 ちょっとだけシロくんと遊んでからおもちゃを片付けて命がくれたお弁当を食べようと椅子に座る。 今日は何が入ってるのかな。お弁当箱を開けたら僕の大好きな食べ物が入ってて嬉しくなった。 オクラをお肉で巻いたオクラの肉巻き!初めてこれを食べたときほっぺが落ちそうになったの! お箸を持って「いただきます」をする。シロくんも隣の椅子に座って僕が食べるのをジーッと見てた。 「ごちそう、さまでした」 ふぅ、お腹いっぱいだあ。 今日もお弁当すごく美味しかった。お弁当の蓋を閉じてキッチンのところに持っていってそこに置く。お弁当箱をどうやって洗ったらいいのかわからないから洗えない。あとで命にごめんなさいしなきゃ…。 「命、今日はいつ帰ってくるかな……」 「ミャー」 椅子に座ってるシロくんに話しかけた。

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