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翔×智+凛(その2)

熱視線を送り続ける智に翻弄されながらなんとかケーキまで完食し、片付けを済ませた俺に凛が言った。 「ねぇ、しょう。ぷれぜんとは なーに?」 「あー?サンタが良い子に持ってきてくれるに決まってんじゃん。靴下忘れんなよ!!」 「やだぁ、なにいってんの?さいきんのこどもは、さんたが ぱぱ や まま だって、しってるんだよ? ねぇねぇ、おりこうなりんには なにもらえるの?」 「うえっ。最近のガキンチョは夢がねぇーなぁ。マジかっ。 おーい、智ー!バレちゃったから凛のプレゼント持ってきてくれよ。」 「えー?バレちゃったの?仕方ないなぁ。 はい、凛。翔と俺からだよ。」 「ありがとう!…(ビリビリッ、ビリビリッ) うっわーぁーー!すてきぃーー!」 大きな箱は凛ご所望の『お姫様変身セット』。 ピンクのロングドレスにティアラ、ネックレスにイヤリングと指輪、白い手袋付きのセットだ。 「きがえてくるっ!」 「ふふっ、大喜び。よかったな、翔。」 ソファーに座る俺に、後ろから智が抱きついてくる。 その手に、ちゅっ とキスをすると 「お前のセレクト、大当たりだな。」 バタバタと勢いよく走ってきた凛は、その場でくるりと一回転すると、ドヤ顔で言った。 「どう?おひめさまみたいでしょ?」 「うん、よく似合ってるぞ。」 「やっぱり嫁には行かせない…」 俺たち二人に抱きついて 「しょう、さとし、ありがとう!! はっぴーめりーくりすます!! よいこはおやすみのじかんだから、ばいばーい」 いつものちゅーをすると、スキップをしながら部屋へ行ってしまった。 「喜んだんなら、まぁいいか… 智、お前にもプレゼント。はい!メリークリスマス!」 「えっ?ありがとう! 翔にも…はい。メリークリスマス!」 お互いのプレゼントを開けると… 俺からは、グラデーションの綺麗なブルーのカシミヤのマフラーと手袋。 智からはダークブルーのこれもカシミヤのセーター。 「あー、よかった。似合うよ、翔。 これ、早速通勤に使わせてもらうね。ありがとう、翔。」 「あったかい…軽くていいな、これ。ありがとう、智。」 おでこをくっつけて鼻先のキス。 「さぁ、聖なる夜に愛し合おうぜ。」

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