ベッドルームへなだれ込んだ俺達は唇を合わせたまま、お互いの服を脱がせあった。 足元にお互いの服が丸まっている。 少し空いた唇の隙間からそっと舌を差し込むと、遠慮がちに這わせてくる舌先を思うがままに絡め取り貪り合う。 んくっ…んふ… 次第に声は欲情の色を濃くしていき、溢れた唾液が合わさった胸の間に落ちていく。 立ったまま手を伸ばし、届く範囲の皮膚を撫で摩り、上がる体温と高揚する心がその行為に拍車をかけていく。 柔らかな尻たぶに手をかけると、一瞬智はびくりと身体を震わせたが、自ら少し足を開いて受け入れる体制をとった。 ローションで濡らした指を第一関節まで蕾に入れる。 俺の肩を掴んだ両手に力が入るが、すぐに脱力してそれを受け入れる。 すんなり一本飲み込むと、すぐに智のいいトコを探し出した俺の指はコリコリとそこを愛撫する。 「いやぁん…あっ、翔…」 腰をくねらせ甘い声で啼く智に気を良くして、俺は指を二本、三本と増やしていき、中でパラパラと動かすと、首を左右に振り顎を反らせて悶えている。 そんな智の姿に限界がきた俺は、一気に指を引き抜くと、怒張した己の分身を突き入れた。 「あぁーっっ」 トコロテン状態で挿れた途端に射精した智は『信じられない』といった顔で、おろおろと視線を泳がせながら「…イっちゃった」と恥ずかしそうに呟いた。 俺は愛おしくてたまらない伴侶の顎を持ち上げ、キスをすると 「『俺』が気持ちよかったんだろ？イイ子だな、智。 もっと…もっと気持ちよくしてやるから… 今夜は寝かしてやらないから、覚悟しろよ…」 全身を朱に纏った智を軽々と抱き上げて、ベッドへ下ろすと上からのし掛かり、キスの雨を降らせた。 その後、俺は宣言通り、朝まで智をイかせて啼かせ、抱き潰したのだった。