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あとがき
こんにちは、映子です!
「平凡君の非凡な日常」はこれにて完結いたしました。番外編を入れて全259話。文字数にして約34万字。
長い話に最後までおつき合いくださりほんとうにありがとうございます!
2017年の12月に書き始めて、2019年の8月をもって終わりとすることができました。
不定期更新の上に更新を長らくお休みすることもありましたが、連載を追いかけてくださった皆様には感謝のひと言です。
誰のために書くのか、といえば間違いなく自分自身のためですが、読んでくれる人や反応を送ってくれる人がいるから頑張れるのも間違いなくほんとうです。
連載を始めたころには想像もつかなかったほどたくさんの人に読んでいただけたこと、更新の度にリアクション・♡・コメントで反応をいただけたこと、とても励みになりました。
重ねてどうもありがとうございます!!!心から感謝いたします♡
ほんの思いつきから書き始めた「平凡君」ですが、最初から用意されていたのでは、というラストを迎えることができました。
マンガみたいなお金持ち学校を舞台にした話が書きたい!と思って書き始めたのが「平凡君」です。
高校が舞台の話はこれまでにも書いてきましたが、生徒会役員をメインに据えた話はそういえば書いたことがないな、と思い、生徒会長を攻めにしました。
じゃあ、受けはどうするのか。
そうだ、家柄によるヒエラルキーのある学校にしよう。
生徒会役員はアッパークラスの中でも世界レベルのアッパークラス。主人公はいわゆる庶民。
生徒会役員は庶民の中から奴隷を指名できるというルールがあって、受けは入学式でなぜか生徒会長から奴隷に指名されてしまう。
どうして初対面の生徒会長が受けを奴隷に指名したのか。なにか理由があるはずだ。
見ず知らずの平凡君を奴隷に選ぶはずがないから、きっとふたりは過去に出会っていたんだ。生徒会長はずっと覚えていたけど受けはすっかり忘れている、そんな感じに違いない。
そんな設定がパッと思いつき、プロットはまったく立てずに書き始めました。
プロットを立てずに長編を書き始めるとたいてい最初から書き直すハメになるんですが、「平凡君」にかぎってはプロットを立てなかったのが逆によかった気がします。
34万文字を費やしてようやく恋人同士になれたふたりですが、これからも色々な出来事が待ち受けていると思います。
ふたりのこれからの幸福を祈っていただけたら、作者としてとても嬉しく思います♡
20190828 映子
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