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そして僕の卒業式2

「3年1組担任 香月樹(こうづきいつき)」 急に名前を呼ばれ、驚く僕に彼がちらっと視線を向ける 卒業式の真似…かな? そう思って僕が立ち上がると、彼が続きを始める 「先生は、俺、高城蒼士の先生を卒業します そして俺はもう、先生の生徒ではありません」 ああ、なんだ、急に家に来てどうしたのかと思ったら…ちゃんと別れを告げるためだったのか 「だから、学校で会うことももうありません」 やめてくれ…どうしてわざわざそんなこと… 「俺たちを繋ぐ関係は無くなりました」 どこかで、小さく心が砕ける音がする 「うん、今までありがとうね、これからも頑張れ?だから…っもう、帰って…」 せめて最後ぐらいは笑顔がいい、そう思って涙は我慢して、彼を玄関の方へ押そうとする 「待って、ごめん、ちょっと意地悪しすぎたね…お願い、最後まで聞いて?」 そう、力強く僕の腕を握りながらも優しい笑顔で彼は言う 「先生と生徒っていう関係は無くなったけど…これからは、恋人っていう関係で 先生と、いや、違うな…樹さんと、一緒に歩んでいきたいんだ」

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