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第3話
その二人は、黒崎 浪 くんと赤崎 白馬 くんだった。
二人とも剣道部で、生徒会にいた。浪くんは会計で、白馬くんは書記。
二人はいとこ同士らしい。
浪くんは、ワイルド系というのだろうか黒髪をワックスで立たせて、右耳にピアスをしている。一方、白馬くんは金髪碧眼の王子様といった感じで、優しそうに微笑んでいる。
二人はなんと言うか…とある筋ではとても人気があって…毎日告白されていたらしい。(男子校なんだけどなぁ)
そもそも、この学園の生徒会は人気投票で決まっているから、人気者の集まりみたいなものだけれど。
「あ?ももが何でこんな所にいるんだ?」
浪くんがぎろりと僕の方を睨む。
「浪、先生にそんな態度良くないよ」
白馬くんが優しく嗜める。
「それで、先生は何しにきたの?」
「えっと…紫音くんに会いにきたんだ。いなかった?」
「惜しかったね、さっきまで居たんだけど。入れ違いになっちゃったみたい」
入れ違いか…。どこ行っちゃったんだろ…。
「ありがとう、他当たってみるよ」
僕は踵を返して部室を出ようとすると、浪くんがガシッと僕の腕を掴んだ。
「他当たる前に、俺らにも挨拶してくれよ」
浪くんは悪者みたいな笑顔で僕を見下ろしていた。まるで獲物を捕らえた獣みたいな目だった。
白馬くんはというと、相変わらず王子様スマイルで佇んでいた。
「そうだよ…先生。紫音ばっかりずるい。たまには僕たちとも遊んでよ」
にっこりと笑うその様は、天使というより天使の皮を被った悪魔だった。
僕はあっという間に裸に剥かれてしまい、四つん這いにされた。
「おい、もも。これは何だよ?」
浪くんは僕のお尻から垂れた精液を指で掬き、僕の前に差し出した。
「もう誰かとしてきたの?本当に淫乱」
白馬くんは吐き捨てるようにそう言った。
「もも、誰としてきたんだ?」
「えぇっと…」
と僕が言い淀んでいると、
「どうせ黄央でしょ」
と白馬くんにあっさり看破された。
「洗わずにそのままくるなんて、本当に先生って人間としてどうかと思う」
白馬くんはまるでごみでも見るような目で見下してくる。
「うぅ…ごめんなさい…」
「教師ってよりも、人間としてどうかしてるな」
浪くんはまるで人間の屑でも見るかのような目で眉間にシワを寄せている。
この二人、かなりのどSなのだ
M気質な子達がわんさかと毎日告白しにくるとのことなのだ。Mの子ならまだいいが、二人のことをただ外見だけで判断して、告白した子たちは必ず泣く羽目になる。
「どうせ僕は屑でごみですよー」
と小声で開き直ってみる。
「開き直ってんじゃねーよ」
浪くんはいきなり、僕のお尻に挿入する。
黄央くんとのエッチの後だと言っても、かなりきつい…。
「あぁ…!急に入れちゃ…っ」
「先生、僕のも慰めてね」
白馬くんのモノが口に押し込められる。
「んん…っ、んぅあ…っ!」
「先生の口の中、気持ちいい…」
「さすが、ビッチだな」
上からも下からも犯されておかしくなりそうだった。
「先生っ、もう、出そう…口の中、出すよ…?」
「俺も…ももの穴に、たっぷり出してやるからな…っ!」
二人ともピストンのスピードが速くなる。
僕も苦しかったが、だんだん気持ちよさも混ざってきて、僕もイキそうだった。
そして、二人は僕の中に欲望を吐き出した。
四つん這いだった僕はそれを受け止めると、床に崩れた。
「はぁ…先生、次は僕が先生のやらしい穴に挿れるね?」
白馬はにこりと王子様スマイルをした。
「………へ?」
「じゃあ、俺は口だな」
浪はさも当然かのように、僕の前に立ちはだかった。
「…あの、僕も限界なんだけど…」
「なにいっての?まだまだなんだけど?」
一度出したはずなのに、二人ともギンギンだ…。高校生って、若いんだなぁ(現実逃避)
「もも、まだまだイケんだろ?」
浪もニヤリと悪役笑いをする。
僕は今日1日身が持つのか、心配になった。
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