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第23話 僕、淫魔です!-Ⅷ- -1-
「あはは、レウ、上手上手……」
今、僕は以前フィリックから貰った白色スライムと共に、傭兵団の館の裏奥のある小さな洗い場に野菜を洗いに来ている。
白色スライムの名前は、"レウ"。
レウはとっても綺麗好きなスライム種で、野菜を綺麗にするなんて造作も無いんだ。
そしてレウは僕にとても懐いてくれて、ペトペトと腕に吸い付きながら遊んでいる。正直、可愛い。
ああ~~レウと戯れるこの瞬間、癒されるなぁー。
と言いますか、ここの傭兵団のみんな優しいから僕は何かしら癒されたり潤ったり、ウハウハな日々で幸せなんだよねぇ~。
僕は淫魔で、名前は"シャル"。
……そう。僕はこの傭兵団の団長さんに、男娼として仲間にしてもらったんだ。
彼との出会いはとある廃教会で……僕は目覚めたばかりの腹ペコ淫魔。
そんな淫魔な僕の前で酔っ払った状態で団長が高いびきを決めていて……そんな彼に僕は性的に襲ったんだ。
だけど、逆に団長さんに返り討ちのお仕置き調教されちゃって。
ネコ専淫魔の僕が出来上がっちゃったワケ。
んで、行き場の無い腹ペコな僕を団長さんが拾ってくれて、こうした幸せな生活を手に入れて謳歌してそれがずっと平和に続くと……
―……思っていた時が僕にもありました。
「……このガキか」
「そうだな。銀髪、褐色肌のシスターだしな」
「……え? ……おじさん達、誰……?」
え~と……? この展開だと、この後は大体……。
僕、浚われちゃうんだ。
外の洗い場に現れた、人目を忍ぶ様なガタイの良い男が二人。
服装の色が緑系を中心に黒や黄土色のパターンがあるもので、茂みに隠れれば同化出来そうなものだ。
男達は僕の質問に答えないで距離を縮めてきて、嫌な汗が吹き出てた。
さっきの予想が真実になる予感に、僕はとっさにレウに館に行くように顎を動かした。
―……レウ、逃げるんだ!
少し迷いを見せたが、レウは僕の意を汲んで平らに伸びて"スソソソソソ……"と館に向かって滑り出した。
そして僕は布で雑に猿轡をされ、大きな袋を被せられて軽々と担がれた……。
「うー! ううー!!」
「すげぇ軽いガキだな」
一応抵抗をしてみたけど、やっぱり非力な僕にはどうする事も出来なく……。
そして攫われて強制的に連れていかれ、袋から出された先は……
「よぉ? お前が"シスター・シャル"、か? 俺は先の討伐で崩壊させられた盗賊団を率いてたモンだ」
盗賊団の残党のアジト……だった。
「俺の自慢の盗賊団はリオの傭兵団の働きのせいで……この通りのザマだ」
「……?」
―クイッ!
「か い め つ !!」
「……ッ!?」
わざと耳を引っ張って、そこに言葉を突き刺してきた。
そして冷たい声で「剥け」と部下に指示を出して、僕は全裸にされた。
そうなると……
「何だ!? 男、だと……!?」
「ぁ、う……」
そう。僕、男なんです。別に隠している訳じゃないけどさ。
「男の淫魔だったのかよ」
「コイツ、淫魔なんスか」
「ああ。前の討伐戦で遠目だが、コイツの目を見て分かった。本人は無意識そうだが……『魅了の魔眼』を持っている」
え……僕って、そんな『目』を持ってたの……。
「……まぁ、良いさ……。淫魔……のこのガキに"精"をやらなきゃ、いーんだろ?」
「頭目?」
「そうすりゃ、搾り取られて全滅ナンかダセェ事にならねーだろーが」
言いながら彼は何やら箱を取り出し、右手で中から何かを取り出した。
そして右手に持った物をひらめかせながら、まさに歪んだ悪人顔で盗賊団の頭目が僕に告げてきた。
「お前が男でも関係無ぇぜ。ゴムして犯してやる」
「……!?」
そう、彼の手にあるのは"ゴム"で……。
「ンじゃ、今からシャルちゃんと遊びたいヤツは絶対ゴム使用な?」
「ぅいーす!」
「ははっ、頭目~……どんだけ用意したんスか、これ~」
「遠慮無く使いますけどねー」
色々な言葉を言いながら、箱のゴムに手を伸ばす男達。正直、人数が分からない……。
「あとな、コイツの瞳を長く見るな。軽度だが"魅了"状態になるからな」
「……?」
「それじゃー淫魔に"魅了"、されねぇ様に、目隠しプレイだ。くくく……」
そう言って頭目は僕に黒い布で目隠しをすると……
「んじゃ、レッツプレ~~~イ」
―ムキッ!
「おお? スッゲ弾力のプリケツ~」
「!!!」
嬉々とした声を発しながら頭目は僕の尻を鷲掴んで左右に開き、アナルを無理矢理露出させた。
そして「揉み応えあるなぁ」と言いながらグネグネ揉んできた。
左右上下……時には引っ張られ、僕の尻タブが奴の好きな様に変形する。
僕はその揉み込みにペニスが反応してきて、ピンと立ち先端から先走りが溢れた。
すると後方から男達のどよめきが起こり、荒い息使いが感じられた。
そして……
―ぷちゅ! ぶちゅぶちゅぶちゅぅうぅ~~~…… ……びゅ! びゅ!!
「ンゃ……ッ!? な、何!?」
アナルに"ぷちゅり"と細い管が挿し込まれ、何かネットリした生温かい液体を流し込まれた。
そして僕はこの行為にビックリしてペニスから先走りを飛ばした。
先走りを飛ばしながら分かったのは、液体が媚薬成分を含むローションだという事だ。
その注入の終わったアナルがどうなるか……僕は分かって"きゅ"とアナルを窄めて……
「一気に指二本~~」
「に"ゃ!?」
しかしヌポヌポと節くれだった男の太い指が僕のアナルを突然こじ開け苛め始め、身体がビクンと反り返った。
そして指二本の次は……一気に太いペニスを突っ込んできた。
「当然、俺が一番な~シャルちゃん!」
「んぁ! ぁ、あ、あ、ぁぁあ!!」
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