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第22話 僕、淫魔です!-Ⅶ- -3-
そして僕が「熱い熱い」と連発してスカートをパタパタしていたら、副団長さんに誰も居ないバルコニーに連れ出された。
夜の冷たい空気と風が気持ち良い~~。
……今は二人っきりだし、名前で呼んでも良いかな?
「……あのね、エスト、身体がふわふわで熱いんだけど、夜風が気持ち良い~~」
「……シャル……度数が低いからといっても、飲み過ぎだ……。スカートをパタパタするのは控えるんだ。
……料理の位置に居ないと分かった時……本当に心配したぞ」
そう言いながら、エストは僕を後ろから抱き締めてくれた。
あ……。名前で呼んで良いんだ! エストも僕の事を名前で呼んくれた!
「エスト、ごめんね? ああ、エスト、デザートのパンプキンアイスより、ずっと……い~~~い匂い~。ペロペロクンクンしたぁい。ふふふっ」
「全く……この酔っ払いが……」
エストのそんな言葉は、今の僕には効かないよ~。
僕はそう言って腕の中で回転してエストと正面から抱きついてペロペロは無理だから、クンクンしながら彼に甘えた。そしたら……
「―……ぅうう~~~っ? ……ぇ、えすとっ! 下がムズムズしてきた……。……おしッこ、したぃいぃ~……」
「そうか? なら、シャル……前貼りを剥がしてペニスを取り出そうな」
「うン……エスト、これ剥がシて? はやくぅう~~! も、もれちゃぅ……かも……っ」
言いながら僕はスカートの上から、「早く」と急かす言葉を口にしながら前貼り辺りをカリカリした。
「ははっ……しょうがない赤頭巾ちゃんだな……」
そう言うとエストは僕を横抱きにして、足早にトイレに……。
脚のコンパスはエストの方が長いからね! 楽々トイレに到着だよー。
そして広めなトイレに一緒に入って、僕はエストの目の前で下着を下げた。
下げた……と言っても、片足……に残した状態にし、便座に脚を開いて座った。そして……
「ン、ふぁぅ……ぅん……」
ペリペリとエストにペニス等を覆う様に貼られた物が、僕から剥がされていく。
少しずつ露になる僕のモノ。案外冷たい外気に奥の方が"ぷるり"と揺れた。
全て剥がし終わったエストは、"内側"に収納させた僕のペニスを完全に手で出した。
外気の中に、"むわり"とした僕の篭っていた熱が同時に内側から出て行く。
「……ンふ、ふぁッ、ふああぁあぁ~~……」
そしてエストの手で"ムリュン"と出された僕のペニスは、おしっこを出すには上を向き過ぎていた。
そんなペニスがヒクヒクしたその時、上向いた紅い先端の割れ目から、"ツツツ……"と粘性の透明な液体がおしっこの変わりに流れ出た。
割れ目から溢れ流れ出た液体は僕の裏筋を伝って、タマ表面から細い糸を引かせながら"ツゥツゥ……"と便器内に落ち、溜まる。
エストはそんな僕の状態を見て、更に股を開かせてきた。
「ふぁ、ふぁぁああっ……ん。エスト、ぃた、ぃッ。もぉ、脚は開かないよぉ……」
「シャル、本当におしっこ、なのか?」
「……ぁ、あのね? ペニスがジリジリムズムズした感じが、おしっこだと思ったんだけど……」
「けど?」
「エストの良い匂いに反応したんだ、多分……。
…………僕、このままエストとシたいなぁ……」
「俺の匂いに反応した? ……可愛い赤頭巾だな。…………ぁむ……」
「……ッ!? ぁッ……、エスト……! ぁ、あ、あっ……」
そう言ってエストは僕のペニスを急に咥え、口内で先走りを舐めとり始めた。
エストの舌に合わせて、僕の腰が舐めとりを強請る様に前後に揺れる。
僕がエストをペロペロしたいのに、エストからペロペロされてる~……。
狼の格好をしているからって、ぺろぺろズルイ!
「―……今、蒼玉は無い……が、"この日"だから……趣向を変えようか。シャル、カボチャのブローチを出すんだ」
「……?」
僕はエストの言う通りに、例のカボチャのブローチを出した。
するとエストはそれを僕に着けると、こう問うてきたんだ。
「シャル、"トリックオアトリート"」
「え!? ……ぁ、あ……。お菓子は……会場で全部配っちゃって……、無い……」
「ははッ……、シャル、大人気だったしなぁ? お菓子が無いなら、……俺が好きにシャルに"イタズラ"しても良いよな?」
「……ぁ!」
ちょ、ちょっとベタ感はあるけど……。
「ぃ、良いよ! エストが僕にいっぱいイタズラして……」
「……よし、それじゃ、場所を変えようか」
そしてエストは僕の身だしなみを一旦整え、パーティー会場に近い休息に使われる個室が並ぶなかの一室に入った。
……さっき、ウルフさんが言ったのは、この場所の事かな……?
それでここはもちろん普通に休息も出来るけど……
「シャル、館に帰るのは明日の昼……になりそうだな」
「ぅん、エスト……」
こういった"休息"も大丈夫になっていたんだ……。
仮面を外した僕の目の前には大きくて、質の良さそうな大きなベッドがある。
これの使い方?
そんなの、こうするに……決まってますよねぇ……? ははッ。
―……ギシギシ……
「―……ン、は、は、はぁ、はぁ……。エストにッ、熱いの……注入されてるぅ……」
「……く……っ。は、はぁ……はぁ……シャル……。ああ、俺のを食えっ。食うんだ……」
ドプドプと僕の中に流れ込んでくるエストの精液……。熱くて、あつくて、あつくて……
「ん、んっ! ……ぉぃ、し……ぃ……。ん、ん、は、はぁ、はぁ……おいしぃよぉ……。エストの"お菓子"、おぃしいっ……!」
四つん這いで歓喜の涙を滲ませた声で何度もそう言っていたら、吐き出しが終わったエストに後ろから抱き締められた。
そして吐き出しが終わったエストだけど、ペニスはまだ僕を貫いている状態だ。
「シャル……俺の"お菓子"、好きか?」
「うん。好きぃ……大好き……もっと、もっと……もっと欲しいよっ……! ほしぃ……っ。……はぁ、はぁ……ン、ン……!」
僕の彼を求める言葉に、エストはペニスは僕を貫いた状態で質量を上げてきた。
"ミチミチ"と僕の中を広げて、血管を浮き立たせて主張を始めるエストのペニス。
その急激な変化に、僕は再びもたらされるであろう快感に身体が勝手に反応して、アナルがエストのペニスを"きゅぅ"と強く咥えた。
僕の内圧に、エストが「く……」と小さく反応を示した。そして、内圧を押し返すエストのペニス……。
「シャルに……エストのネバつく白くてニガイお菓子、ココから……たくさん、たくさんもっと食べさせて……っ……」
僕は彼の再び質量が上がってきたペニスをアナルで咥えながら、エストに向かって言った。
そして結合部に手を這わせ確かめて、その貫かれている様に僕の身体が切ない甘さで痺れた。
僕の中のエストの存在が大きくなり、再び抽挿が始まった。
奥まで幾度も挿し突かれ、強く揺すられて起こる快感に僕は嬌声が止まらなかった。
「は……にゅぅうン!! ンぁ、あ、ああっ!」
「シャル……! 出すぞ……」
「ぅん、エスト……そのまま奥に……っ……ぁ、あ、あ……あああっ……」
―ドプ! ドプドプドプ……!!
そして白濁で内部が満たされ、ペニスが抜かれた事でアナルから漏れ垂れているのを感じ、僕は自分のお腹を撫でた。
ここに、エストのがいっぱい、いっぱい……溢れるくらい詰まってる……。
僕がにんまりとお腹を撫でていると、エストが僕を対面にさせて唇を重ねてきた。
優しくキスをされて、僕は更に蕩けた意識でエストに心境をそのまま吐露した。
「エストの、ここにいっぱい……嬉しい。はぁ、はぁ……ん、んちゅ、ちゅ……ちゅ……ぁ、あん……」
「シャル……俺のが嬉しいのか。可愛いな……。俺の、美味いか? は……ン、ちゅ、ちゅ……」
「ぅン。エストの、どんなお菓子より美味しい……すきぃ……。でも、多くて……吸収する前に溢れて……勿体無いよっ……」
「……なら、シャル、"栓"が必要かな……?」
言いながらエストは僕の股を開き、白濁に濡れているアナルにペニスの先端を僅かに咥えさせてきた。
ヌトヌトとしたお互いの"擦れ"からくる期待と快感に、僕は即行で陥落した。
そして自然とエストへ、"おねだり"をしていたんだ……。
「ぁあん……エストの太い栓で塞いで、ほしぃ……」
その言葉にエストは唇を重ね、僕は彼の腕の中で一晩中……その甘美さに熱い息を漏らして揺すられ震え鳴いた…………
「ぅあー……お腹空いた~……」
「……本当にシャルは……。何と言うか、底なし……いや、燃費が悪いのかな……?」
昼過ぎにガタゴトと館に帰る馬車の中で僕は、お腹を抑えて呟いた。
うう~……。エストの言葉に返す言葉がありません!
仮面はすでにお互い取っており、僕の発言に眼鏡奥でエストの青い瞳が弧を描いた。
「うう~~~」
しかし、呻りながら、僕はある事を閃いた! エウレカ!!
「そうだ! 一日限定特別企画で館のみんなと"コスプレ・トリックオアトリート"しよう!!」
「はぁ!?」
あ。ここで"トリックオアトリート"と言えるのは相手だけ。
僕は全部、受け手だよ。もちろんお菓子は用意しないよ。
だって、えっちぃイタズラされて、"精"を貰うのが目的だからね。
ま、一応、蒼玉は貰うよ。僕にそういう事をしたい人に声を掛けてもらって、僕はそれをこの赤頭巾の格好で受ける……と。
んーと、軽くだけどそんな流れ?
エストに軽く説明したら、して良いって! やったね!
僕はエストに「ありがとう!」と抱き付き、エストに更なるおねだりを開始した。
「―……それで、今夜はエストが最後に僕に頂戴ね?」
「……それは良いが……? 何で……」
「えへへっ。それはね……」
言いながら僕はエストの耳元に答えを囁いた……
―……食事のシメのデザートは、甘いお菓子だからだよ!
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