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第27話 僕、淫魔です!-Ⅷ- -5-
「今から俺が沢山やるから、他のは駄目だ」
「ミ、カ……?」
そう言って床に使用済みゴムを緩く投げ捨てると、ミカは僕の唇を塞いだ。
ミカは僅かな声やそれに伴う呼吸しか許さなく、僕もそれで良いと思った。
口で求め合い、ミカの両手は僕の二つの乳首を弄りだす。
「ギナンやラズフェルトの分も俺が……やるからな、シャル……!」
「んぁ、ぁん! ん、んッ! ミカ、ミカぁ……」
乳首を捏ね抓まれ、剥き出しの独占欲が宿る瞳で僕を見るミカ。
その瞳の強さに、僕のペニスから先走りが溢れた。
するとミカは左の乳首を弄りながら右は口で吸い付き、右手で僕のペニスを扱いて溢れた先走りを搾り取るとそれでアナルを解し始めた。
僕のアナルは連日の多数の男を受け入れで解すまでも無く解れており、ミカはそれに気が付くと僕の乳首を強く齧った。
ミカの歯の強さに「痛い!」と泣けば、ミカは今度は舌で優しく舐りながら謝ってきた。
"ちゅぅちゅぅ"と愛撫され、僕の蕩けたペニスからトロトロと透明な汁が流れ出た。
そしてミカは向かい合わせで、僕のアナルに生の熱いペニスを再び挿入してきた。
「……ぁッ! あ! あ、ぁ!!」
「シャル……シャル……ッ」
……お互いを深く求める行為でベッドが大きく揺れ、軋む度にシーツの上に乱雑に放られているゴム群が勝手にポンポン動き出し、ベッドの端から幾つか床に落ちた。
巣から自分以外を排除するカッコウのヒナの様に、ベッドの上のゴム達は床に落とされ、僕にはミカだけが残った。
そして正常位でミカに力強く奥を突かれながら、僕は好きに善がった。
この行為で僕のペニスは完全に立ち上がり、ミカの腹部に擦られぬちゃぬちゃと卑猥な音を出している。
ミカの腹筋の波打つ肉に感じ、僕のペニスからドロリと先走りが溢れ出した。
「んぁ、あ、ああッ! は、ぁ、ぁん……!」
「シャル、声、さすがにデカい……ここでは少し我慢な? ……ン、ん……」
「ン~~! んぅ、んちゅ、ちゅ、……は、は……ん、ん~~っ」
そう言いながら、ミカは感じ過ぎる僕の唇を覆って塞いできた。
僕はそれを深く受け入れ、ミカの厚い舌に自身のを絡めた。
アナルをミカのペニスでゴリゴリされながらの深い口づけに、僕は必死に縋った。
それから僕達はベッドから縛られたゴムを全て跳ね落としても続け、存分にお互い求めてから並んで仰向けになった。
「―……シャル、ここで何人の精を取り込んだ?」
「……一人……。頭目のゴムが不良品でさ……、ちょっと穴が開いていたんだ。だから、それだけ……」
「そうか……」
「……」
……でもね……食べ物の恨みは怖いんだぞ! もったいないオバケがワサワサ出るよ!!
「……ふ、フフフ……」
―……時は満ちた!!
ミカのお陰で"力"がモリモリ溜まった。……これなら、動けそう!
"淫魔"としての、『魅了』全開で僕の言う事を聞かせてやる……!
「ふふふふふ……!」
「シャル……?」
そう、全部、僕のターンだ!!!!
「―……こんなに美味しそうなのを散らかして、もったいないオバケが出ても、知らないんだからね!!!」
「……この場合、それはシャルだけだと思うが……?」
ミカのお陰で元気モリモリでヤる気がムクムクしてるよ!!!
身体が軽いな! ヒャッハー!!
そこで僕は残党を捕まえた部屋に連れて行ってもらった。
連れて行かれた部屋に居たのは、二十人程度の屈強な男達で……。
そしてギナンにラズフェルト、後は仲間が数名……多分、捕縛の為に後から呼んだんだろうな。
「シャル、見つかって良かった」
「明日の朝にはコイツ等は正式なお縄だ」
「ギナン、ラズ……ありがとう」
僕は声を掛けてきてくれたギナンとラズにお礼を言って、抱きついた。
二人ともそんな僕を抱き反してくれて、ミカに「これでお前も正式に俺達の仲間だな」「面白くなりそうだ」と言葉を掛けている。
うん……ミカは僕との約束をちゃんと守って……リオの傭兵団に入団してくれたんだね。
よーし、館に戻ったらこの三人にいつかサービスうんとしよう!
でも、その前に……
「ね……お願い。明日の朝までに終わらすから……僕……食べて良いかな?」
僕は三人から離れて後ろを向き、彼等を背に盗賊団の男達を見ながらお願いした。
背後の三人は僕の変化に気が付いたみたいで、ラスフェルトが「良いだろう。……尋問があるだろうから、ほどほどにな」と僕に言って仲間達を連れて部屋から出て行った。
そう……今の僕は淫魔としての角や翼、尾を出したフルな姿。
部屋には捕縛された盗賊達と淫魔全開な僕。
僕は一番近くに居た男に近づき、ズボンの上から彼の男の象徴たるペニスを撫でながらお願いしてみた。
「――……ね、おじさん……僕にご飯頂戴。お願い……」
「ぃ、いや……だ……嫌、嫌っ……。俺をその目で見るなっ……」
むぅ……。そう何度も"嫌"を言わなくてもいーじゃん!
しかもその声から、僕に尿道バイブを最初に使った男だ。
あーあ、目隠しの時は尊大だったくせに……!
これは僕、カチンとキちゃったかもぉ~?
ラズ、ごめんねー!
「ふぅん? なら、聞き分けない子は、僕の"夢"で可愛がって……」
「ッ……ひ!?」
「僕が、全部、貰って あ げ る……」
言いながら男の耳元に顔を近づけ……
「ねぇえええええぇぇぇぇえええぇぇぇえええッ!!!!!!!????」
「ヒィィイイイイイイィィィィイイイィ!!!!!!!!!!!!!!!!」
耳元で叫んで僕は混乱した男の上に飛び乗り、下半身から衣服をスポーンと取り除いた。
露なペニスはふにゃだけど、可愛がれば逞しく成長するのを僕は知っている。
そこで僕は男の瞳を見ながら、「準備して」と言って避けた。
すると男は従順に自分でペニスを扱き始めた。
ふふん。淫魔としての『魅了の魔眼』って、便利かも?
そして僕は一人一人の目を見て同じ指示を繰り返し、最後に頭目の下半身を剥いた。
周りの男達は全員、達しない程度にペニスを扱いて準備万端。
頭目は瞳を瞑って僕に抵抗しているみたいだけど、彼の瞼を舐めて、彼のモノを優しくペロペロ舐め始めたら……
「ぇ……」
「ふふ…………捕まえた~」
何かの確認の為か目を開いた彼に、魔眼を向け速攻で堕とす。
そしてその後はまずは頭目の彼に跨り、アナルに僕が育てた剛直を迎えながら、彼のアナルに尾を侵入させて前立腺刺激。
部下の前で、犯している様な犯されている、公開プレイ!
まぁ、後は準備済みの彼の部下を好きなくらい、僕が"回して"美味しく頂ました!!!
部屋から出る前にレウが来てくれて、僕を綺麗にしてくれた。
そして心優しいレウはあの盗賊達も綺麗にしていて……いや、レウもご飯が欲しかったのかな? あは!
部屋から出て、待っていてくれた三人と傭兵団に帰えってリオに強く抱きしめられた。ああ、リオの匂い……腕の強さ、安心する。
うん、リオ……今夜はリオのをたくさん頂戴ね?
そして表向き、あの盗賊団はリオの傭兵団の手で完全に壊滅した、という処理で討伐は完了した。
リオも報告の時、天敵の方に会ったけどそんなにいがみ合う事が無く、むしろ「息子を頼む……」とややしかめっ面だが言われたらしい。
まーその息子って、ミカの事だよね! あは!
……うん、これはみんなハッピーで大円団だよね! いぇーい!!
―……そして……とある傭兵団で壊滅した大盗賊団の最後の面々が口を合わせたように、
『銀髪の淫魔に……ぅ、ぅああああ!! 出ません、もう、一滴も出ませんんんん!!! 無駄にしません大事にしますぅうううぅぅぅ!!! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……』
と叫び酷くもがく様から、裏の人物達間でこの一夜の事を『銀淫の悪夢』と称されて密かに語り継がれる事になったのである……。
―……合掌!
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