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第12話 僕、淫魔です!-Ⅴ- -1-

突然ですが、僕は淫魔です。名前は"シャル"。 この名前は僕を廃教会から拾ってくれた傭兵団の団長さんから、貰いました。僕の一番のお気に入りです。 傭兵団では、僕の立場は"男娼"です。 僕……腹ペコ淫魔なんです。 団長さんとの出会いは、僕が団長さんを性的に襲って、返り討ちにあってお仕置き調教されたのが元です。 そして、「もっと精が欲しい!」と言った僕に、団長さんが「なら、俺の傭兵団専属の男娼になるか?」と言われ、僕は即決したんです。 傭兵団のみんな、僕に優しくしてくれますし……"精"も誰かしら毎日食事回数くれます。 だから、今、僕はとても満たされています。……まぁ、お腹は常に空いている状態ですが……。不思議と満たされないんですよね……。燃費悪過ぎなんですかね? そうそう、そして今回は何と!! 本当にリオ団長率いる傭兵団の皆に男娼として従軍してます!! 何でも、捕まえた盗賊からフィリックがスライムを使って情報を得た事で、今回の大規模な討伐戦にリオ団長率いる傭兵団は強制参加になったんですよ。 そして、僕は傭兵団の館でお留守番ではなく、リオ団長やエスト副団長、そして館に居た団員さん達と一緒に大詰めの討伐戦に参加中なのですよ~。 「……んでも、何で僕、シスター服なの?」 「あー……お前は本来は"男娼"だけど、表向きは"教会関係者の医療班"として、同行するからだ」 なるほど? 「シャルが"男娼"、ってのは、俺の団員達だけが知っている事だ」 「うん」 「他の、一緒に行動する奴等は、お前の事を俺の傭兵団の一員の"シスター"として接してくるだろう」 「ん!」 「だからな、団員以外にもしかしたらお前に……シスターに"最期の言葉"を聞いて欲しいと言って来る奴が、居るかもしれない」 「"最期の言葉"?」 「"看取る"って事だ、シャル」 「……ぁ……」 団長さんの言葉に、僕の中の何かが弾けた。 そうだ……ここは戦地、なんだよね……。 戦地に居ても、まだ小競り合いな感じで大規模なぶつかりが無いから、失念してた……。 駄目だな、僕……。 「そしたら……"自分は最期を看取る資格が無い"と答えろ。ただし……それでも良い、と言う奴にだけ、聞いてから"貴方に、天への扉が開かれました"と言って、手を握ってやれ。…………それで、終わりだ。後は周りが勝手に動いてくれる」 「……はい、分かりました……」 ……団長さんと一緒だから、浮かれていたけど……。 ここには、そういう"現実"も当たり前に転がっているんだね……。 「…………ちっと暗い話しだったな、シャル。……メシに、するか?」 「……うん! ご飯にする!」 それから団長さんと僕は他より大きめな、団長さん専用のテントの中で…… 「んっ……リオっ、リオっ……!」 「シャル、やっぱお前が一番可愛い……。この遠征に連れて来て正解だった。―……くっ……。中に出すぞ、シャルッ」 「うン! ちょうだいっ……!!」 ―びゅぶッ! びゅるるるるるるる……!! 「あ、ぁああん! リオのっ……、奥にいっぱいっ!! ぅれしぃっ……!」 対面で射精中のリオの顔を見ながら、僕はシスター服の中でペニスを更に硬くさせた。 だって、スゴクスゴ~ク気持ち良さそうに僕の中に出してくれてるんだもん。 いつもは飄々としながら、締まった顔つきのリオの顔が、今は僕だけに蕩けた顔になってる。 「りおっ、りお……っ」 言いながら、僕はリオの落ちている前髪をいつもの様に後ろに撫で付けて、その僕だけの表情を独り占めにした。 「僕だけの、リオの表情……。僕、すごく感じちゃう……」 そう言いながらリオに縋れば、彼は大きな手の平を僕の背中に置いて引き寄せて、もう片方を…… 「……!!? ……ゃあッ……!? スカートの中で、そんなトコ弄っちゃ……っ!!」 「シャル、これでお前も……イけ」 「んっ、んっ! はぁ、はぁうっ……リオの指でっ……イっちゃう……でちゃぅ、でちゃうよぉ……!」 リオがスカートの中で僕のペニスを扱いて……僕、勝手に腰が動いちゃうよぉっ。 僕が逃げない様に背中に手を置いているだろうけど、僕は全く逃げる気、無いからね! リオは絶妙な加減で僕のペニスを扱いてくれて、僕はいつの間にか快感に涙と涎が溢れていた。 しかも、それが全然止まらないんだ。ボタボタと流れていく。 そしてリオは今、僕の先端だけ、揉んだり擦ったりすごくすごく苛めてくる。 本当に、スゴクスゴクスゴク……僕の反応を見ながらだけど、スゴク執拗に苛める。 ……ちょっと正直怖くなってきた。……もしかして、リオはここで僕が逃げると考えたのかな? 「……ン、んっ……リオっ、僕のペニス、たのし?」 「ああ、シャル、お前の反応の全部が俺を楽しませてくれる」 「は、はぅ……ん。リオ、嬉しい……なら、もっとシャルのペニス苛めてっ……! リオにいっぱいペニス苛められたいよ……っ」 「いじめ……? 分かった。シャル、苛めてやる……!」 「ん、んっ! ゃ、やぁん! コシュコシュ……そんなに速く……、はぁ、はぁ……ぁあん! ぅ、うう~~っ!」 「何だ? 本当に苛められたかったのか? カウパー量が増えたぞ、シャル。ほらほら、次はカリ下グリグリしてやるぞ」 「にゃっ!? やぁああん!」 ―……そしてリオの手技に散々"苛められた"、僕のペニスはどんどん反応を溜め込んで…… 「そこっ、の、オシッコ穴っ……グ……グリグリ、これ以上苛めちゃ、スカートの中でえっちなお漏らし、いっぱいしちゃぅううっ…!! リオ、リオっ……! りぉッ……!! ん、んあっ、あああっ、ぁあっ!! ダメぇ……!」 ―ぷびゅる……! ……ぷしゃ! ……ぷしゃあぁぁああ!!! ……ぷしゃあぁぷしゃあぁぷしゃあぁ……!!! ……ぼた……ぼた……ぼたぼた…… 「ふぁ……っ、ふぁあ~~~ぁっ……!」 「すげ。マジ漏らしてるみたいな量だな、シャル」 結局スカートは潮吹きが始まった後で捲り上げられ、前面の股間部辺りにお漏らしした後みたいな大きな染みが出来てる……。 も~~!! そして僕とリオの間で、僕のペニスは歓喜の潮吹き。 リオは僕のペニスを予定通りに仕上られてご満悦の様だ。……さすがに変態くさい。そんなリオも良いけど。 笑顔のリオは僕の鈴口から吹き出ているモノをニヤニヤと眺めて、僕のタマを下からポンポンと揺すって遊んでいる。もう! いっぱい出してるから、出ないよ!! 「ぅ~~う~~~~っ! お漏らし……リオが悪いんだもん! 僕の、あんなに……いじ、めてっ……」 「怒るな。可愛い可愛い。すげぇ可愛い潮吹きだ、お漏らしシャル」 「もぉうッ!!!」 「ははっ、ほら、シャルっ…」 「ンぁん!」 リオが僕を笑いながら突き上げてきた。 ……中出しされて、潮吹きさせられたけど、まだ、リオのペニスは僕から抜かれてないからね? 「……ッ、っ、ジンジン……って、してキたっ……」 「もう感じてるのか、シャル」 「リオのペニスのかたち、覚えれるくらい、咥えっぱなしだもん……はぁ、はぁ……」 「腰、動いてきたな」 「ん、んっ! リオ、りぉっ……ん、ん、んっ!!」 「しっかし、オトコの淫魔なのに、同性相手でネコ専門か、シャル~。ン?」 「……それっ、はぁ……あの時、リオが僕の"後ろ"から、こうしてご飯を貰うの……覚えさせたからだよっ! お仕置き調教されちゃったの!」 「あの時か~。俺が、後ろ、覚醒させちまったのかぁ~……ははっ」 「そ、そうだよ! 初めてのご飯だったんだからね! だから、責任とってもっとココから頂戴……。リオのが……一番美味しいんだもん!」 言いながら、リオのペニスを"きゅう"と甘く咥える。 そして、自分で身体を上下に動かして、リオのペニスを僕が可愛がる。 「でも、最初に男の咥えてたのはシャルだよな? 男相手に素質、あったよな?」 「ぅぐ……! だって、だって、美味しそうだったんだよ、リオの……」 濃くて、ねっとりしてそうで……とても、すごく、魅力的だったんだよ。ま、実際すごく美味しいんだけど! 「く……。ンな、俺のを甘く締めながら切なそうな顔すんなよ、シャル。俺をそう煽るな」 「リオぉ……ちゅ、ちゅ……ん、ん……」 「ん~……? キスか、シャル……ちゅ、ちゅ……」 僕が啄ばむ様な口付けをすれば、リオもそれに合わせてくれて……嬉しい。 ……でも、何だか、壁の役割の布の下の方から微妙に複数の視線を感じるんだけど……気のせい、かなぁ? ちょっと遠いから、良く分からないや……。 「……シャル、どうした?」 「ん……? んと、誰かに見られている様な……。ん―……何でもない! リオ、キスの続きしよ?」 そしてリオは僕の唇を今度は深く……求めてくれて、僕は再びリオに全てを預けたんだ。

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