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第14話 僕、淫魔です!-Ⅴ- -3-
「……僕、淫魔、なんです」
「「「は?」」」
「証拠、です」
―しゅる!
「「「尻尾!?」」」
よし、見たね? 僕は素早く尻尾を自分のペニスに緩く巻きつけて、扱き始めた。
リオとの事を思い出しながら、自分で扱いて勃起状態に持っていく。
僕が「ん、ん、んふっ……」と尻尾でオナニーを始めたら、僕を押さえつけていた手が離れたんだ。
不思議に思ったら、僕の痴態に全員勃っちゃったみたいで、彼等も自分のを取り出してた。
急に濃密になった性臭に、僕は大胆になってきた。淫魔としての欲望が膨れ上がる……。
そこで扱いていた尾は仕舞い、自分で折った脚を持ち、仰向けM字の体勢をとった。
もう……アナルも全部見せちゃおう……。ペニスなんか、もう充血勃起してる。
これで、えっちぃ涎で、ダラダラびしょびしょでアナルまで濡れてるの、丸見え。
しかも無遠慮な複数の視線に、僕……更に息が熱くなってる?
「……僕に、せーえき…………ごはん、下さい」
「「「え?」」」
「僕、淫魔だもん。"精"がご飯なんだよ? だから……ココ、から、おじさん達の食べさせて……っ?」
―むにゅっ! むにゅっ……くっ……ぱぁ……ぁあぁ。……ヒクッ、ヒクン!
言いながら僕はヒクつくアナルを彼等の視線を感じながら、指を二本、アナルに挿し入れてやんわりと開いて見せた。
準備なら、リオ団長でされているも同然だし、僕は淫魔ですからそこら辺の性能は高いのです! あは!
「ね? 直ぐ、出来るよ? んっ……んっ、はぁ、はぁっ……。ねぇ……?」
「……ぐ! く、く、くぅうう……!?」
「クッソエロかわぁ!!?」
「なぁ、なぁ、何かアソコ、マジすげぇ誘ってる感じじゃね?」
お? 僕のに興味を示してきた! もうちょっと、……かなぁ? ん、と、ンっ……はぁっ……。
―クニクニ……くぱくぱ……ヒクヒク……とろぉ……ん……
「……ぁ……」
「「「!!?」」」
自分でアナルを開いたり閉じたりモミモミグニグニしてたら、中からリオ団長の精液が垂れてきちゃった……。まだ、取り込まれてなかったのかぁ~~~。
―ぺろッ
「……ん、精子、おいしぃ……」
そこで僕は垂れ出た精子を指で掬って舐めた。だって、勿体無いじゃん~。僕の一番は団長さんなんだよ!
―ぴゅ!
「ンぅ~……!」
団長さんの出てきた精液を舐めて、僕……軽く射精ちゃった?
僕の褐色の肌の上に白濁が飛び散って、"コプププッ!"とペニスの先端から更に溢れ出た。
そしてそんな僕を凝視している男達……。
「……あ。僕、……リオ団長にお仕置き調教されて……男なんですけど、コッチ専門淫魔なんです……」
―くぱ! ……ひくん! ひくひく!
「あの無頼鬼神のリオに!?」
「お、ぉしおきぃ? きちょう、きょ……ぉおう……?」
「コッチ……って、後ろ専門??」
くふふ。僕に興味津々だよね? そろそろ、かな?
「僕……大人ペニスの味、調教済みですよ? いっぱい、出来ますよ……?」
それが、引き金になったんだと思う。バキューン☆
「―……ふあぁっ!? 女装淫魔シスターの口、さいっ……こうッ!! ぁ、あ、ああっ!!!」
「んじゅる、じゅる、じゅるるる~~~ぅ」
―ぷるッ……びゅ、びゅ…びゅるッ!!
「ぅお!? このシスター、飲みながら自分も射精しテンぞ!」
「んじゃ、この出てるのを使って、……そろそろ、コ、コ、ココ、にブチ込んでやろうぜぇ? ずっと物欲しそうだもんな……はぁ、はぁ……」
そう言うと、男の一人が僕のアナルに熱く滑るペニスの先端を押し付けて一気に……
―……ぶちゅぅん!!! ……ッびゅ――! びゅ――!!
「ふにゃ、ぁン!!? ぁ、ああっ!? ン……にゃあああっ!」
「ォっほ! すげぇ締まり!! 中がすげぇぬるぬる!」
「うわ、射精量上がったぞ! 淫魔って、どうなってンだ?」
「でも、何で猫語? なんだ? ……可愛いけどさぁ?」
猫語……が出るのは、たまに「猫っぽい」って言われるから、プレイの一環なんです。ええ、癖です、はい。
「ンにぃっ……ふにぃいっ! ぃ、いっぱい、動いてッ……はぁ、はぁッ……」
「おー、おー、任せとけ、にゃんこシスター。ほら、ほらっ!」
―じゅぶっ! じゅぶ……! ぐりぐりッ!!
「……!? 奥ッ、そこっ、や、やぁ!」
「お? 早速当たり?」
「んぁっ、あっ! ああン!」
「……おい、シスターを押さえろ。イイトコ、重点的に攻め抜いてドロドロに泣かせてやる」
「ゃあっ、やー! トんじゃうっ、トんじゃうよぉっ」
僕の懇願など聞いてもらえるわけなく、硬いペニスが僕の前立腺を執拗に嬲り上げ、僕は強制射精をさせられた。
快感に震えて精子を吐き出す度に、僕を犯す男共は下ひた笑いをし、その一方で僕に精の注入を行う。
そして一人がヤり始めれば、後は犯しのループが自然と出来て……
―ぱちゅ! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん!!
「ん、はぁ、はぁ、はぁっ!! ぁ、あ、あっ!」
「シスター、まだ、だ。はぁ、はぁッ……」
「は、はぃッ……。ん、んちゅ、ちゅ。は、は、……ンむ、はむっ、んむッ……ちゅ、じゅる、じゅるっ……」
小屋の中で僕の視界を常に占めるのは、男の内の誰かの青筋ペニス。
僕はいつの間にかアナルや口、手も使って全員の相手をしていた。
昂ったペニスの白濁が口や顔、乳首、臍、脇、背中、アナル奥に……全身に男三人分のが僕にくる。
その欲望を一身に受けて、……僕はそれから"精"を取り込む。
大量に浴びせられて、褐色の肌上が白く塗られ、僕はそのイヤラシイ性臭に頭が酔い蕩けていた。
「もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、ちょうだいぃっ……おじさん達の、僕の中にも外にもぶっかけてッ……!!」
まさに幾度も浴びる様に白濁を貰っても、僕は強請っちゃうんだ。
左右にペニスを持って、ちゅうちゅう吸いながら顔面にぶっかけられ、同時にアナルに中出し。
そうして、いっぱいいっぱい、強請るだけ貰えるのに、いつもより不思議と満たされない。
何だか、「このペニス共じゃないだろ?」って、誰かに言われているみたいだ。
じゃぁ、誰?
誰のペニスなら、僕は満足出来るの……
……………………誰?
「―………………………………リ、オっ……?」
そう思った瞬間、僕の口から……団長の名前が零れて、リオとは違う男からの熱い精が僕の内部……奥に大量に長々と放たれた。
部屋はいつの間にか闇色で、壁に使っているやや歪な木材に出来ている、僅かな隙間から射す淡い月光が唯一の光源。
狭い小屋の中は荒々として熱く濡れた息と、複雑に混ざり合った複数の濃密な精のニオイ。
―……僕、どうなるのかな?
おじさんが言っていた、"確かめ"終わったら、リオ達の所に帰れるのかな?
僕は、この身体を熱心に揺すっているおじさんに視線を向けたんだけど、部屋が暗過ぎて何も分からなかった。
視覚があまり機能しなくても、手に、口に……アナルにペニスを宛がわれれば、僕はそれを扱き、口に含み、内壁で甘く締めた。
淫魔としてそれが自然なんだ。
「ん、んちゅ、ちゅ、れろれろっ……ん、はぁ、は……っ」
「シスター、シスター……。ああっ……出る、でるっ……!」
そして放たれた精を取り込む、僕。三人分……あるこの状況なのに……何だか、不満な?
……これでは『量は有るのに、質が無い』感じ?
あの傭兵達を相手に、精を貰うのと、このおじさん達の違いって何かな?
「―~~んじゅ、じゅる、じゅるるっ! こくこく……こくっ……」
「お、俺の、飲んでくれてる……。シスター、もっと強く吸ってくれよっ……」
「……ふぁい。ンじゅるッ! じゅるるぅうう!!」
「はっ、はぁあっ……! すげッ、シスター、すげぇえっ……くっ、くぅうッ! で、るぅっ……」
―びゅ……びゅる! びゅ―! びゅ――!!
「ん、ん、んっ! んん~~っ!! ……こくこくこくッ!! ん、んじゅる、る、るぅ!」
「ぅおっ、お掃除も強くしてくれんのかよ? く、は、はぁ、あ、……っ、はぁ……シスター……」
"違い"は……あるよ。漠然とだけど、分かる。
傭兵団の、皆は、僕に"あったかい"んだよ。
……でも、まだまだお腹が空いているんで、僕はおじさん達の精、いっぱい……最後まで貰いますね!
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