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第18話 僕、淫魔です!-Ⅵ- -3-
そこで僕は廃教会で目覚めて、団長さんとのコトを、ミカに全部話した。
話の中で、僕が「淫魔」で「男娼」をしているとミカに話したら、本当に目玉が飛び出るのではないかと心配になるくらいの驚き方をされた。大げさじゃない?
……でも、これから察するに、ミカはもしかして僕の事を"女の子"として見ていたんだと思う……僕も複雑。
でもさ……
「……それで……、どうする? 僕とさっきの続き……する? 僕は男で淫魔だけど、ミカ、試す?」
「する! 試す!」
おおぅ。迷いの感じられない答え。ちょっと嬉しい……。
「なら、ミカは外部から来たみたいだけど、リオの傭兵団の一員だよね? 初回は蒼玉は要らないよ」
「……傭兵団員じゃなかったら? 俺、リオの所に所属してないんだよ」
「ええ? 館内の振る舞いから、そういう想定はしてなかったなぁ……。討伐戦の"アレ"は特殊だし……。んー……」
「……んじゃ、近々……リオの傭兵団に入団するってのは?」
「あはっ。前払い?」
「そう」
「絶対、来てくれるなら、……良いよ?」
僕はそう言いながらミカに伸び縋り、耳元でそう囁いて彼の胴に腕を回した。
ミカは僕をそのまま抱き返してきて、「シャル……」いう言葉と共に背中に置いた手を背骨を伝い、降下させてきた。
ゆっくりと下ろされる手の熱と、剣を扱っていると分かる硬くなっているその肌質に、今度は僕が「ミカ……」と彼の名前を呼んだ。
まだ、答えを貰っていない。
僕はミカの背景を知らない。知らないで、提案されたソレを使ってミカを試している。
だって僕は『リオ団長の傭兵団の男娼』だからね? ご飯が欲しくても、線引きはちゃんと……り、臨機応変にしておかなきゃ!?
……それにしても、ミカの沈黙が長く感じられてきた。僕の背を撫でる彼の手は何度そこを所在無く上下運動しているか分からない。
「―……分かった。近々、リオの所に入団しに行く」
ミカは何かを切り離して、僕を選んでくれた様だ……。何故か、そんな辛さが伝わってくる。
僕の身体を引き寄せて抱くミカの手の力と、瞳の熱が上がった気がした。
「……そっか……。……良いよ、ミカ。なら、僕に……ココから……"ご飯"、たくさん頂戴……」
僕はミカの手を掴んで、自分の尻へと導いた。
「ねぇ、ミカ……分かる、よね?」
見上げて聞く僕に、ミカは「分かる……」と短く答えると服の上から尻肉を揉み込んできた。
ミカの手で薄い僕の尻肉はグネグネと変形して、不思議と柔らかくなっていく気がする……。
それから僕達はお互い服を脱がし合い、そこらの岩の上に広げて少しでも乾くのを期待した。
そして僕は敷いたマントの上でミカに四つん這いにさせられ、彼の前にアナルを晒した。
濡らしはどうしようかと思ったら、僕のアナルに熱いものが押し付けられ、襞をチロチロとしてきた。
こ、この感触……ミカの舌が僕のアナルを舐め解している……。
「……ゃッ、ミカ、舌で……?」
―ツプ……ツププ……ぬちっ、ぬちっ……
「!! ……ふぁッ……ン、ぁ、ああっ……中までっ……?」
そしてミカの舌と指で解され、彼の三本の指が自由に出し入れ出来るまでそんなに時間は必要としなかった。
……まぁ、僕、みんなにここから"ご飯"貰っているからね。準備は結構いつでも万端なんだよね~。
「……シャル……入れるな」
そしてミカは僕のアナルに先を宛がうと、そのまま孔の口を押し広げてきた。
"ヌプヌプと僕の中にミカの太いペニスが挿入さてく感覚に、僕は「く……ひぃん」と思わず泣いた様な甘える声を上げてしまった。
自らアナル突き出し、ミカに押さえられた僕は後ろか迫ってくる様な挿入に悶えた。
ミカの熱いペニスが僕の内部を擦り広げながら進んでくるのが、凄く気持ち良い。
挿入だけで口が閉じられなくなり、僕は浅く舌を出しながら獣の様に"ハカハカ"と息を繰り返した。
そして……
―ぷちゅっ……ちゅ、にゅちゅぅ……う……ぷちゅ……
「……シャル、全部入った……」
「……~……んっ。み、ミカの、好きに、動いて、ぃ、良いよ……?」
そしてミカは僕の言葉通り、好きに動いてきた。
最初はゆっくりだったストロークも、いつしか激しく変貌しており……
―パァン! パァン! パァン! パァン! ……ッ、ズニュ!! ズニュ!!
「……ッ! ……~~~ふにゃァアッ!! ゃ、ゃぁあっ……!?」
「シャルッ……! ここ、締まりが良く……なる、な……っ!」
な、何、これ! 何コレ!!
ミカのが的確に僕の一番良いトコロを、ドンドン攻め上げてくる!?
それに付随して、周りからも快感を拾い始めた僕の身体はミカの前に密かに即行で陥落した。
こ、これが身体の相性がスゴク良いって事なのかな……!?
「ふにゅぅ~……ふにゅうぅう!! ……ぁ、ああッ! ああ!!!」
僕は盛大な善がり声を上げながら、口が閉じれず涎と涙を止めどなく溢れさせた。
こんな意識が狭まって、ミカから与えられる快感しか分からなくなった今の僕の頭は、きっと蕩けた状態に違いない。
例えば、リオから与えられるのは"優しい"快感ならば、ミカのはリオを遥かに凌駕して、"暴力的"。
そして僕はソレに、欲する欲に溺れながら同時に初めて恐怖が生まれた。
欲しいのに、欲しくない……だなんて!! 僕の中で"何か"がぶつかり合う。
快感に身を捩りながら、ハカハカと助けを求めて薄い胸を上下させる。涙が益々溢れてきた……。視界が滲む……。
「……ん、は、……は、は……は……」
ミカから与えられる快感に身体が酷く疼き、ジンジンと響いてきた。
快感が怖い。怖いのに、その快感が欲しい。
四つん這い状態で腰を浮かし持たれ、後方からミカの下肢を押し付けられている感じが強くなって、奥へ奥へと彼の猛るペニスが僕の中を犯してくる。
それに僕はきゅうきゅうと内部が蠢いて、喜んで彼を奥へと誘い、受け入れるんだ。
内部を硬い芯で突かれるのが気持ち良くて、僕は自分から尻を突き上げてミカのペニスを強請った。
ガシガシと抉られる暴力的な快感に、僕は知らずに数度小さな射精をして前方を白く汚していて……。
そして快感に蕩けたこの状態で、急にミカは後方から覆い被さり、僕の腰から手を放して今度は乳首を弄り始めた。
僕の乳首を抓み上げ、グリグリと何も出ないその粒の上面を親指の腹で強く擦ってきて、僕は堪えられずに声を上げた。
「んひぃいいっ!?」
僕は急な強い愛撫に悲鳴じみた嬌声を上げ、アナルがミカのペニスを"ぎゅうぅ"と締め上げた。
「は、はぁ、はぁ、は、はッ……! ちくびぃっ……こしゅッ……な、ン、も、でなぁ、あっ!!」
そしてミカは僕の乳首を伸ばして捏ねくり擦って、僕の反応を楽しんでいる様だ。
その間にも、僕は乳首とペニスが痛い位に硬くそそり立ち、アナルではミカのペニスに強く締め吸い付いた。
すると僕の中心を突き刺し居座る、ミカのペニスはその質量をどんどん増してきて……、
「……ぅ、あっ……。 で、る……。シャル……、でる、でる、でるっ……っ!」
「ん、んっ。ぃ、いよっ。僕のナカにっ、だしてぇッ……! ミカのご飯、僕にたくさん頂戴っ……」
そしてミカは僕の乳首からペニスへと愛撫の方向を変え、射精を促す様な強い扱きを僕に与えてきた。
僕の既に疼いていたペニスはミカの扱きに、直ぐに耐え切れずに……
「シャルもっ……!」
「……ぁあッ……ミカぁっ……! 僕もっ……で、でりゅっ……出りゅぅうっ!」
―ぷぴゅ! ぷぴゅるるるるるうるるるるぅううぅ!!!!
「ぁ、あ、ああっ! ミカの、アツイせーえきゴハン、ボクの奥にたくさん来てる……!」
「シャルも……俺の受けながら出してる……。ここ、ぬるぬるぐちゅぐちゅして熱い……」
「ン、ぁ、あっ……ミカッ……出してる先っぽの穴、指で弄らないでぇッ……。やらぁっ……やぁっ」
獣の様に舌を出して、四つん這いでペニス先端を弄られながら射精し、同時に僕はミカの熱い吐き出しの快感に酔い痺れた。
僕の奥が熱い……。…………すごく、すごく、あつい。
これがミカの熱……。
「はぁ~はぁ~……」
「シャル、……抜くな」
吐精が終わり、ミカは気だるげにそう言って、僕の中からペニスをゆっくりと引き抜いた。
最後の離れる瞬間に、何とも言えない甘い疼きが起こり、僕は思わず息を止め、手はマントを握り、足の指は勝手に丸まった。
ジンワリとした痺れに、「はぁ、ぁ、ぅ……ぅ~……」と切ない心境が声として出た。
そして僕の緩んだアナルから、ミカの濃い白濁がゴポリと出てきた。
今度は僕の太腿を伝って落ちて行く白濁の感覚に、勝手に息の荒ぎが上がった。
……ミカとのは、"ご飯"って感じが……低い……。
僕がご飯を"食べる"という感覚より、ミカに"食べられている"方に強く感じる……?
コポコポと白濁を垂らしながら、僕はミカをチラリと盗み見た。
整ったしなやかで逞しい筋肉が上下に動いていおり、その表面には汗の玉が浮かんだり流れていたりしていた。
そんなミカから漂う色気に、僕は彼に近づき、その汗に舌を伸ばした。
首筋から鎖骨、胸、腹と舌を這わせ、臍に舌先を入れ、"くちゅくちゅ"と掻き回す。
するとミカのペニスが再び起ってきた……。
「……ん……、ぁはッ! ふふっ……。ね、ミカ……まだ、雨……やまないね……」
「シャル……? はぁ、はぁ……」
「ここから……おかわり、僕にくれるよね?」
そしてミカに言いながら、僕は彼のペニスに舌を這わせ、湧き出たカウパーを啜った……。
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