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蹂躙 2
奏斗の腕をネクタイで縛って頭の上で固定する。
腕が不自由だから代わりに足を動かして抵抗してくるが、それは無視だ。
ボタンを外すと、上半身が露わになった。
綺麗な白い肌に、薄桃色の乳首。
初めて見る奏斗の身体。
動悸が早くなった気がした。
首筋に触れると、奏斗は一瞬跳ねてその身体を強張らせる。
その反応に何故か満たされたような感じがして、そのまま柔らかな肌をなぞる。
乳首に触れるとピクッと反応した。
「…っ、ふ…んッ…」
「…何?声我慢してんのかよ。頑張るねえ…」
声だけは必死に我慢するつもりらしく、ぐっと唇を噛んでいる。
そんな姿もいいと思ったけど何か物足りなさを感じた。
「…ほんと、可愛くねえ」
そう呟いて乳首を思い切り引っ張る。
「んんっ…!」
声のトーンが上がった。
引っ張られるといいのか。
「はっ…乳首いじられて感じるとか女かよ」
相変わらず奏斗は唇を強く噛んで声を我慢していた。
俺を睨みながら。
憎悪さえ感じる目で。
その姿は俺を妙に興奮させた。
でも。
あの男には違う反応を示したんだろうか。
乳首をいじられて甘い声を出したんだろうか。
快感で蕩けた瞳をあの男に向けたんだろうか。
奥を暴かれて、背中を思い切り反らして、啼いて善がったんだろうか。
そんなの絶対許さない。
そう思ったら勝手に動くように、奏斗のベルトに手をかけていた。
カチャカチャ、と金属音が聞こえて、だんだん真下にある身体が震えていく気がする。
「は……」
明らかに戸惑っている、信じられないとでもいうような乾いた声が耳に入ってもやめない。
きっとお前は俺が憎くて、憎くて仕方ないんだろう。
「い、嫌だっ……やめ…」
「黙れよ」
そんな俺に犯されたら、お前はどんな顔をする?
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