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クリスマス編 4 トロトロ

 君の腕の中、思いきり顔を埋めて、目を閉じる。 「ンっ……ぁ、ン」 「日向」 「ぁ、ン、そこっ」 「うん」  あったかくて、優しい君の腕の中は俺が独り占めする。 「あ、ンっ……あぁっ、ん」  甘い声。 「伊都ぉ……っ」  甘い――。 「あンっ、ぁ、乳首、ダメっ」  甘い粒。 「あ、はぁっ」  背中を反らせて、二本の指を小さな孔で咥え込みながら、乳首を口に含まれて、心地良さそうな溜め息を零した。俺の頭をきゅっと抱え込むから、まるでこの小さくて可愛い粒を俺の唇に押し付けてるみたいに。 「はぁぁっ、ン」  コリコリってしてきたその粒を口に含んで濡らして、反対側も濡らして、指で片方を摘みながら、舌で転がした。 「ンっ」  今度は爪で引っ掻きながら、もう片方の先端に歯を立てた。君の甘い声が聞きたくて、噛んで、舐めて。 「ぁ、ンっ」  二本の指がもっこもこな毛布の中で甘い音を立てる。くちゅくちゅって、蜂蜜みたいに甘い音。 「ン、キス、して」  しがみ付いて、俺の上に跨って脚を開いた君の中を俺がほぐしてる。きゅって、肩を掴んで、気持ちイイとこを指が撫でる度に爪で引っ掛かれて、ヒリヒリするのさえ俺にとっては快感なんだ。 「……っ、ンっ……ん」  たまらなく可愛い君。  ねだられたキスに応えると、舌が絡まり合って、君の身体が切なげに中をうねらせるから、背筋がゾクゾクした。 「日向」 「ン」 「足、出しちゃダメ、だよ」  凍えるほど寒い夜だから。 「あ、ン、らって……伊都、の指、気持ち良くて、溶けちゃう」  毛布からはみ出したかかとを撫でただけでも、今の君は快感に繋がる。背中を丸めて、俺の肩に額をくっつけて、二本の指を咥えた身体で切なげに締め付けた。  中が、少し、ね。 「日向」 「ぁ、ぁ、ぁっ、ン、あン」  日向のここ、がね。やらしい感じになってるんだ。熱くて、少し膨らんでて、押し込むと気持ちイイ? 内側がきゅぅうんって指に絡みつく。まるでさ。まるで、早くここを強く突かれたいって、早くしたいって、言ってるみたいに膨れてる気がするんだけど。 「あっ、伊都っ」  早くしてって、言われてる気がしちゃうんだけど。 「ン、ぁ、伊都」  早く来てって。 「伊都ぉ」  甘い声で俺を呼んだ唇に唇で触れながら、君の中を味わっていた指を抜いた。キスの合間から漏れる声が、日向の中が、蕩けてる。なんかさ、すごい、感じ。 「日向」 「ン」  なんか、たまらない感じ。 「伊、都……伊都、ぁ、伊都、あ、ぁっ……ぁ」 「日向、挿れる、よ」 「ン……」  早く、君の中に挿れさせて欲しくなる。 「ン、あっ、ぁっ……あ、あぁぁぁぁぁぁっ」 「っ」 「あっ……ンっ」  熱くて、トロトロで。 「ン、伊都っ、ぁ、ぁ、あっ、ん、奥、して」  繋げた瞬間達した君がぎゅって首にしがみついて、甘い吐息を零した。腰をくねらせて、ただ挿れただけでイっちゃった君が、その射精直後の内側をうねらせて、きつく狭くしながら、孔の口をきゅぅんって窄めて締め付ける。 「ぁ、ンっ」  すごいんだ。君の中って、気持ち良くて。 「ぁ、あっ、伊都ぉ、ぁ、ン、そこ、またイっちゃう」  可愛くて。 「あ、あ、あっ……ぁ、ン、ぁン、ぁあっ……ぁ、気持ち、イイ」  やらしい。 「あぁっ……ン、伊都」 「日向、やばい」  俺の上に跨って、腰を揺らしながら、甘く啼く君って、本当にやばいんだ。 「日向」 「あっ……ン」  白い肌がピンク色に染まる。俺がキスしたところだけはもっと赤くて。 「ンン、伊都ぉ」  蕩けちゃうよ。  白い肩が快感にのぼせて桜色をしてた。細い腰は気持ち良さそうに揺らめいて、ピンク色をした君のペニスが白い蜜を零してる。あられもない姿の君はやばいくらいに可愛いんだ。 「日向」 「ン、して、くれる、でしょ?」  ぺろりと俺の唇を舐めて、きゅぅぅんって、お尻の孔を窄める。 「中、してね」  扱かないで、君の中は極上なんだ。 「伊都」  困るんだ。 「ン、ぁ、イク、伊都」  ねぇ、すごい困るんだってば。 「ぁ、ぁ、あっ」 「日向」 「あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁっ」  今日は仕事だったのに、明日休みだからってさ。寝るのは大事でしょ? それなのに、本当に困るよ。こんなに君が可愛いから。 「あっ……ン、熱いの、伊都、いっぱい、出てる」 「っ」 「ン、っん」  たった一回のセックスじゃさ、物足りないよ。 「ン、伊都、もっと……して」  君のこと寝かせてあげられなくなっちゃうじゃん。

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