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レンタル2【NTR】
背中には雅也の身体の熱を感じるのに、身体の中に入ってくるのは、知らない男達の熱だけで何度も助けを乞い願うのに、雅也は制止もせずに代わる代わる男達にゴムを渡していた。
「あっ、ああ、ひ、あー、ああ、あーあああああ」
俺の唇から漏れるのも、意味をなさない喘ぎだけになり、白痴のようにだらだらと唾液を零して刺激を享受していた。
「すっかりメスの顔になってるよ。トキ。すごく可愛い顔だ」
ぺろっと涙の伝う頰を舌先で舐められ、俺は胎内にある肉をぎっと締め付ける。
目の前で腰を振る男が誰なのかもわからない。
雅也の所有物として、ただ身体を処理に使われているのが、悲しくて仕方がないのに、反して躰は悦びを感じている。
やめて欲しいのに、肉欲が疼いて仕方がない。
「っ、んっ、ふっーっ、ううう」
ズボッズボッと内部を抉る肉の尖りと刺激にまるで獣の様に身体を揺らしてしまうのを止めることができない。
こんなのは、愛情じゃない。
分かっているのに、俺を見つめる雅也の視線が優しく見えて、いつもよりも酷く感じてしまっているのがわかる。
「愛してるよ、トキ……」
ささやかれる雅也の言葉に嘘はない。
掻き回されぐちゃぐちゃになっていく身体が、まるで自分のものじゃない様に思えて、いつもよりも熱を感じる雅也の唇へと吸い付いた。
これは、雅也のものだ。
雅也のものとして、知らない奴らに抱かれている。
「誰かに抱かれている、トキを見ると興奮して堪らない」
荒い吐息を唇に感じつつ、俺は考えることを放棄した。
これが、雅也の愛情のカタチなのだと、俺の全身が理解した。
「週末は、また一緒にパーティに行こう」
それから俺は雅也とは別れずにいる。
月一で、雅也は俺を誰かに抱かせる為に乱交パーティを開く。
俺はといえば、それを雅也の性癖と認めてしまっている。また、俺自身も、それを楽しむようになっていた。
だけど、それは雅也には内緒だ。
「美味いもん出るなら構わないよ」
絶妙なバランスで嫌がる事も、スパイスだからな。
『レンタル2 完』
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