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レンタル2【NTR】
好きだった男が、今はただただ怖くて仕方がない。
自分の恋人を複数の男に抱かせる神経が、全くわからなくて、朦朧としてくる意識の中で何度も首を振る。
「こ、こんなこと、もうイヤなんだ」
言葉は震える唇からなんとか漏れ出すが、ちゃんと聞こえているのかわからない。
「.....トキがら別れるとか軽率に考えるから、ちゃんとそれが無理だと教えてあげるだけだよ」
あたりの柔らかな優しい口調は、あんなに心を落ち着かせてくれたのに、今はざわざわとした胸が凍る感覚しか覚えない。
「た、たのむ、から」
こんなことはもう辞めて欲しいと心から願うのに、携帯ローションをかけた指先で、秘部を撫でられくにくにとこねまわされる。
最初から雅哉と結託していたのか、周囲の視線は俺の様子をじっとりと眺めるようにじっとりと集まってくる。
いつの間にか店のBGMも消えていて、くちょくちょと静まり返った空間の中でいやらしく響く。
「トキ、素直になれよ.....大丈夫、これから全部俺が面倒みてやるからね」
シャツをたくしあげられ、肌を晒されても抵抗すらできずに入り込んだ指先に腰が揺れてスツールがギシギシと音を響かせ始める。
「っ、や.....やっ、ヤダ.....っめろッ」
「こんなに、汁をダラダラにして悦んでるくせに、何言ってんだよ」
揶揄するような言葉に、身体は熱くなって身が焦げるようである。
「オマエのここは、男を銜えるための場所だろ?」
指をくいと内部で曲げられて、弱い箇所をぐいと押し込まれると、ビュッと床へと精子が飛び出す。
「ッ、イヤ.....だっ、あアアアッ.....ッ」
射精を堪えようと身体を丸めるように力を込めるが、意に反して腹と床を白く濁った粘液が汚していく。
意識が飛びそうに真っ白な景色の中でフラッシュするような光が飛び散る。
指がくぱくぱと動いてずるっと引き抜かれると、雅哉は俺の耳をかぷっと噛んだ。
「いやらしいオマエでも、愛しているよ。だからね.....」
「ッッ、いや、いやだ、いやだ、やめ、ろっ」
雅哉の意図が分かり、朦朧とする頭を何度も振るが、雅哉は客の1人に手招きをして、コンドームをてわたす。
逃げようと体を動かすが、背後にいる雅哉は両脚を腕で拘束して、俺を差し出すかのように開いた孔を掲げる。
「マサヤ、これ嫌がってるぜ」
「口だけだよ。コイツは淫乱だからね」
俺だけじゃ足りないんだと続けて、臨戦態勢の男のそれにぐいと押し付ける。
涙が溢れて止まらない。
こんな筈じゃなかった。
メリメリと埋没していく太く固い肉に奥まで貫かれ、体を揺すられると、全身が溶けてしまいそうに快感が背筋を這い上がる。
「ッ、ああ、ああ.....っ、いや.....ッあああっ、あああ」
「やべえ、中ぎゅうぎゅうじゃん。もっと奥までいけっかなら。ホントに好き者だな」
低い声で嗤われながら、ズンっと深く抉られて身体を跳ねさせて腹に精がかかる。
お、おれ、イッてる.....。
開いた口は閉じられず、雅哉のでは届かない場所への刺激に身体は熱く反応している。
ありえない箇所まで沈み込む肉の熱に、からだは夢中になって、俺は腰を振り乱して男の求めに応じ始めた。
続く→ もう1話いきます。
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