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禁忌【親子】
受 颯希(さつき) 40才
攻 輝月(かづき) 17才
どこでどう育て方を間違えた?
彼は自問自答しながら、自分の上に跨ってくる息子を見上げる。
妻に10年前に先立たれてから、手塩にかけて一生懸命育ててきた。好きだった趣味のサーフィンも封印して、息子を育てることに10年間すべて捧げたつもりだった。
「っ、ねえ。パパ、すげえ可愛い。こんなにちんこパンパンにしてて」
媚薬を飲まされたのか、身動きすら出来ず実の息子に裸に剥かれて立ち上がったペニスを撫でられて擦られると、颯希はそれだけで身体が熱くなる。
「キモチ、いい?」
先っぽを口に含んで舌先で煽るように舐め上げるのは慣れていて、どこでそんなことを覚えたのかと、なんだか怒りが増してくる。
中学生の時までは輝月は優等生で、褒めると照れ笑いをしながら、また頑張るねと健気に努力をするような子だった。
「や、やめるんだ……輝月」
「やだよ。オレ、パパが好きでずっとこうしたかったんだし。パパもオレを大好きでしょ?」
にっこり微笑む顔は妻の面影を宿していて、颯希の心は愛しい気持ちでいっぱいになる。
親子でこんなことをするなんて、間違いだと何度も言い聞かせながら、必死で首を横に振る。
くちゃりと湿った音が響いて、長い輝月の指がアナルの淵をゆっくりと辿る。
今なら、まだ間に合うから。
「や、め、ろ」
身体を振りほどこうと身を揺さぶると、泣き出しそうな顔にぶつかり思わず抵抗をやめてしまう。
「怒らないで……。オレ、パパが好きすぎてもう我慢出来ないから」
40を超えた父親にそんな恋情を抱くわけがないと思うのに、必死な輝月の顔に颯希はただ首を振る。
「ごめんなさい。大好き……」
謝りながら長い指はゆっくりとアナルの内部へと埋没してぐるぐると柔らかい箇所をこねるように蠢かせる。
「い、や……ああ、や、だ、輝月……やめ、てくれ」
「気持ちよくさせてあげる。こういうことご無沙汰なんでしょ」
確かに妻が亡くなってから、颯希は誰とも行為をしたことがなかった。
媚薬で熱くなる身体は指の動きを受け入れて、頭の中も朦朧とさせていく。
「これから毎日……オレがパパを可愛がってあげるからね」
頭を撫でられて指を増やす動きに全身がたわんでたまらない感覚に襲われる。
晒される禁忌にも、すでに抵抗力は奪われていてぐいと身を起こされた瞬間あてがわれた肉に内部から穿かれ、びゅくっと精子が放たれる。
「っ、あ、あ、あ、ああああ」
「パパ……ところてんしちゃうとか、可愛いね。オレの兄弟が沢山でてる」
脚を掴みあげて貫いた肉を軸にして、輝月は達している颯希の身体を蹂躙して中を激しく突き上げる。
ぐちゃ、ぐちゃ、と響く音にまるで酩酊したかのような快感にくらくらして身動きもできない。
「きもち、いいでしょ」
「ん、っ、ひっあ、ああ、きも、ひいい」
奥に当たる肉の感覚に脳みそが蕩けてしまい、口も閉じられず素直に快楽を享受する。
「毎日気持ちよくさせてあげるからね。パパももっとオレを好きになってね」
愛しい息子に囁かれながら、颯希は身体を震わせ何度も果てた。
【完】
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